〈記事〉の記事一覧
このカテゴリはメンバーだけが閲覧できます。このカテゴリを表示するには、年会費(年間購読料) もしくは 月会費(月間購読料)を購入してサインアップしてください。

第5回 高齢者をめぐる制度の矛盾が見えてきた🆕

 コロナ禍はいろいろな問題を浮き彫りにしている。これまでは気づいていなかった、制度の矛盾に気づくきっかけにもなったような印象がある。
■特養の嘱託医の役割は
 その1つが、特養入所者への医療提供である。特養の人員基準は、介護または看護職員については「入所者3に対して1以上」で、医師については「必要な数」となっている。したがって、常勤の医療職は看護師だけで、医師は非常勤の嘱託医、という特養が少なくない。とりわけ、社会福祉法人が運営する特養はこの傾向が強い。聞いた話だが、社福系のある特養でコロナの集団感染が起こった。所属する看護師が1人で何十人もの検体を採取し、やがてこの看護師も感染して隔離を余儀なくされ、医療職不在の事態となってしまったという。この話が事実なら、この特養の嘱託医は何をしていたのだろうか。
 かつて特養入所者への医療提供は……

第16回在宅医療推進フォーラムを開催🆕

 11月23日、第16回在宅医療推進フォーラムが会場(東京ビッグサイト)とYouTubeライブ配信のハイブリッド形式で開催された(主催は国立研究開発法人国立長寿医療研究センターと公益財団法人在宅医療助成勇美記念財団、共催は日本在宅ケアアライアンス)。今回のテーマは「Withコロナ時代の在宅医療~暮らしと生きがいを支える~」。

育休中の社会保険料免除制度 不公平さ是正へ🆕

 社会保障審議会(厚労相の諮問機関)医療保険部会は11月26日の会合で、育児休暇中に社会保険料が免除される制度の不公平さを是正する見直し案を了承した。
 現行の制度では、保険料の免除期間を「育児休業等を開始した日の属する月からその育児休業が終了する日の翌日が属する月の前月までの期間」とされている。
 このため、例えば月末1日だけ短期取得をしても……

この記事は有料会員のみ閲覧できます。

第5回 オンライン診療の初診とは🆕

■火事場泥棒?
「初診」からのオンライン診療が恒久化されるという。
 これまで、進むかと見えて遅々として進まず、進展したかと思ったら巻き返しがあり、なかなか事態が前に進まなかったオンライン診療である。
 それが、新首相の号令一下で「初診からのオンライン診療」が実現するという。新型コロナウイルスの流行を防ぐ「臨時特例的」措置として認められていたものだ。
 やや、“火事場泥棒”的な感じがしないでもない。
■早期介入ツールとして
 だが、オンライン診療を使いやすくするのは結構なことだと思っている。すごく助かる事例を見てきたからだ。
 少なくとも、コロナ前みたいに……

この記事は有料会員のみ閲覧できます。

夜勤職員配置加算で新要件を提案 厚労省🆕

 厚生労働省は11月26日に開催した社会保障審議会(厚労相の諮問機関)介護給付費分科会で、見守りセンサーを導入した場合の夜勤職員配置加算について、すべての入所者に見守りセンサーを導入した場合、夜勤職員の最低基準に加えて配置する人員を0.5人とする新たな要件を設ける方針を示した。
 また、現行の見守りセンサーの入所者に占める導入割合を10%に緩和するとともに…

この記事は有料会員のみ閲覧できます。

医療介護向け商品のレンタル開始 エアウィーヴ

 エアウィーヴ(東京都中央区)は、11月20日から愛知県限定で医療介護向け商品「エアウィーヴウェルネスモデル」のレンタルサービスを開始した。マットレスM80の使用イメージ  1カ月間のレンタルから利用可能で、介護保険が適用できる。創業の地である愛知県でサービスを始め、将来は全国への展開を目指す。...

後期高齢者医療の2割負担 対象所得で5案提示

 厚生労働省は11月19日に開催した社会保障審議会(厚労相の諮問機関)医療保険部会で、後期高齢者の医療費の窓口負担の引き上げについて、対象となる所得基準で5つの案を提示した。
 後期高齢者の負担割合は現在、3割負担となっている課税所得が145万円以上の現役並み所得層(後期高齢者の約7%)を除くと、1割負担となっている。このうち世帯全体が住民税非課税の低所得層を除く……

この記事は有料会員のみ閲覧できます。

受給者数5270万人 19年度の介護サービス

 厚生労働省がまとめた2019年度(19年5月審査分~20年4月審査分)の介護予防サービスと介護サービスの累計受給者数は、6203万8600人で、このうち介護予防サービス受給者数は 936万1100人、介護サービス受給者数は 5269万7000人だった。
 また、4月から翌年3月の1年間に、一度でも介護予防サービスまたは介護サービスを受給したことのある年間実受給者数(同一の人が2回以上受給した場合は1人として計上)は……

この記事は有料会員のみ閲覧できます。

第3回 少し戻るか、医療政策🆕

 タイトルを、「少し戻るか、医療政策」にしてみた。「戻る」…医療政策は、どこに行っていたのだろうか?
 2019年1月号の『中央公論』に「喫緊の課題「医療介護の一体改革」とは――忍びよる「ポピュリズム医療政策」」を書いている。
 ポピュリズム医療政策…なんだそれ? これまで進められてきた医療の改革は、地域医療構想、医師偏在対策、医師の働き方改革からなる三位一体改革ではなかったのか?
 私も、今年2月に出した『ちょっと気になる社会保障 V3』には、知識補給というコーナーに「地域医療構想,医師偏在対策,医師の働き方改革」という文章を書いていたりもする。他方、私の本には「気をつけるべきはポピュリズム医療政策」(前掲書、8頁)としか書いておらず、あまり詳しく触れていない。その理由は簡単で……

この記事は有料会員のみ閲覧できます。