西南学院大学・福岡大学とハローワーク福岡中央は、九州地区で初めてとなるとなる外国人留学生の就職支援のための連携協定を締結した。全国では4例目。締結式を28日に福岡市で開催する。
大学は学内留学生へのハローワークの支援内容の情報提供、ハローワークが実施する支援内容への参加実績の把握・評価、大学キャリアセンターでのハローワーク支援内容も踏まえた個別相談などを行う。
ハローワークは留学間もない時期からの就職に関する情報提供のための講師派遣、インターンシップ・企業説明会・就職面接会などの情報提供、既卒者への支援や就職後の職場定着に関する支援などを実施する。
国内の大学などに在籍する外国人留学生は、65%が日本国内の就職を希望しているにもかかわらず、実際の国内就職率は35%にとどまっている。
その原因として「日本の就職活動の仕組みがわからない」という、日本特有の就職活動への情報不足が上位の課題に挙げられており、留学生用就職情報の充実の必要性が指摘されている。
このため、厚生労働省は官学連携協定により、外国人留学生を留学早期からその後の就職・定着まで一貫してサポートすることで、外国人留学生の国内就職の促進を目指す。