HitomeQケアサポートでサプスクプラン開始

2021年 7月 1日

 コニカミノルタのグループ会社であるコニカミノルタQOLソリューションズは7月1日、介護施設向けサービス「HitomeQ(ひとめく)ケアサポート」のサブスクリプションプランを開始した。

 同プランは入居者の注意行動を認識し、介護スタッフのスマートフォンに映像とともに通知する「見て駆け付け」と、スタッフへの導入支援を基本メニューとしている。さらに、オプションメニューの中から、施設の課題に合わせて必要な機能を選択して契約することができる。

 オプションは、業務支援メニューとして「記録入力支援」「気づき入力支援」「記録映像活用」「夜間安否確認支援」、データ活用メニューの「通知データ分析」「睡眠リズム」「生活リズム(睡眠+行動)」「ADL状態可視化」、コンサルティングメニューである「夜間業務最適化コンサル」「BCP(事業継続計画)コンサル」「LIFE(科学的介護情報システム)コンサル」の11種類を用意した。

 導入規模は5床から全床まで、必要に応じて設定することができる。これらさまざまな選択と組み合わせが可能なサブスクリプションプランであるため、介護事業者は導入時の大規模な初期投資を抑え、HitomeQケアサポートの価値を実感しながら、利活用を広げていくことができる。

 さらに、4月改訂の介護報酬制度に合わせた対応を支援するため、目的別に必要なメニューを集めた「おすすめの組み合わせ」を用意し、導入時の検討を容易にした。

 例えば、夜間業務最適化対応では、ICTを導入する場合の夜間の人員配置基準の緩和に対応して、「夜間安否確認支援」「睡眠リズム」「夜間業務最適化コンサル」のメニューを組み合わせている。

 組み合わせはシステムから取得したデータを活用し、介護施設の業務実態を可視化するだけでなく、実際のオペレーション設計まで落とし込むことで、改訂された介護報酬制度への対応を支援する。

 HitomeQケアサポートは、居室の天井に備え付けた行動分析センサーで入居者の行動を解析し、介護スタッフのスマートフォンに映像とともに通知する。転倒事故発生時のエビデンス映像の自動記録、ケア実施後すぐにスマートフォンで簡単入力できるケア記録などの機能を備えている。

 これにより、介護スタッフのワークフローを変革し、業務を効率化させることで余裕時間を生み出し、入居者のQOLを向上する充実した介護の実現に貢献する。

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