薬剤師向けの転職情報サイトを運営するスマスタ(愛知県犬山市)が薬剤師100人を対象に行ったアンケートで、薬剤師が最もやりがいを感じる仕事内容は、服薬指導(病棟含む)・薬剤管理であることが分かった。
アンケートは5月20~24日、インターネットを通じて「薬剤師のやりがい」をテーマに実施した。
薬剤師がやりがいを感じている仕事内容では、63%の人が服薬指導・薬剤管理と答えた(複数回答、以下同)。健康相談に応じることが29%、在宅医療と答えた人も20%いた。
服薬指導・薬剤管理と答えた人に理由をたずねたところ、薬に関する相談は医師や看護師ではなく、薬剤師を頼りにしている患者が多いことを挙げる人が多かった。在宅医療では、現場で専門家として他の職種とかかわることにやりがいを感じていることがうかがえた。
やりがいを感じる職場への質問では、調剤薬局が42%、病院・クリニックが37%だった。調剤薬局という回答への理由としては、薬剤師が業務の中心であることや患者を長期的にフォローできること、薬の相互作用や重複作用をチェックできるといったことが挙げられている。
やりがいを感じる職場環境への問いでは、薬剤師としての職能を発揮させてくれる職場が46%で最も多く、次いで人間関係に気を配ってくれる職場が29%だった。