エス・エム・エスは介護事業者への経営支援を目的に、大垣共立銀行と業務提携した。エス・エム・エスが提供する介護事業者向け経営支援サービス「カイポケ」を、経営安定化を必要としている介護事業に連携して紹介する。
超高齢社会に突入し介護のニーズが増大している一方で、昨年の老人福祉・介護事業の倒産数は、過去最多となった。また、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、利用控えによる売上減少や、感染予防・拡大防止策による費用増加など、介護事業者を取り巻く事業環境は厳しさを増している。
両社はエス・エム・エスの介護業界に特化したソリューション提案と、大垣共立銀行の地場ネットワークを活かし、介護事業者の業務効率化と経営改善への対応を目指す。また、介護業界向けセミナーや個別相談なども実施する予定だ。
カイポケはクラウド型の介護事業者向け経営支援サービスで、ICTの活用により介護事業者の業務効率化や経営改善、働き方改革をサポートする。介護業務以外の間接業務を削減する業務支援機能、勤怠・給与・労務や会計などの経営・運営支援機能を提供し、介護事業者が目指す理想の介護サービス実現を支援する。
現時点で約40のサービス・機能を展開しており、会員数は、全国約3万1100事業所となっている。
大垣共立銀行は岐阜県大垣市に本店があり、国内に155店舗(出張所32店店舗、代理店6店舗含む)、海外駐在員事務所3拠点がある。