川崎にグループホームと小多機の複合施設

2020年 8月 28日

王禅寺グループホーム・王禅寺の宿

 介護事業などを展開するヒューマンライフケア(東京都新宿区)は9月1日、川崎市麻生区にグループホーム(認知症対応型共同生活介護)と小規模多機能型居宅介護を併設する複合施設=写真=をオープンする。

 グループホーム「ヒューマンライフケア王禅寺グループホーム」は、1ユニット9人、計2ユニット18人の定員。認知症と診断された要支援2以上の人へ、スタッフが日常の家事などをサポートしながら共同生活を行い、症状の進行を抑えながら自立した生活を続けていくことを目指す。

 併設する「ヒューマンライフケア王禅寺の宿」は、地域に暮らす高齢者に「通い」「訪問」「宿泊」を組み合わせた介護サービスを提供する小規模多機能型居宅介護。登録25人、通い15人、宿泊9人で、住み慣れた自宅・地域での暮らしを長く続けられるよう、利用者・家族にとって最適なケアを柔軟に組み合わせながら、月々の定額制で利用してもらう。

 同施設の開設により、ヒューマンライフケアが運営するグループホームは全国で30カ所、小規模多機能型居宅介護は18カ所となる。また、川崎市に開設するグループホームは9カ所目、小規模多機能型居宅介護は5カ所目となり、看護小規模多機能型居宅介護も1カ所運営している。

 さらに、横浜市でもグループホーム、小規模多機能型居宅介護を1カ所ずつ運営しており、隣接自治体も含め、川崎市から横浜市にかけてのエリアで、グループホームや小規模多機能型居宅介護といった地域密着型サービスのドミナント展開を強化していく。

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業務用オープンイヤー型イヤフォンを発売🆕

 BONX(東京都中央区)は、NTTソノリティ(同新宿区)と共同開発したオープンイヤー型イヤフォン「BONX intro knot for Stick」を発売した。BONXの主力製品であるコミュニケーションデバイス「BONX Stick」の標準イヤフォンとして開発した。
 
 医療や介護、建設、接客業など、あらゆる現場で快適なコミュニケーションをサポートする。長時間の装着でも疲れにくく、周囲の音を聞き逃さず安全性が確保できる。
 
 同製品は3.5mmプラグを搭載しており、NTTソノリティはこれとは別に、業務用インカムとトランシーバーに対応する2.5mmプラグ搭載の「intro knot 2.5 Curl-Cord」を発売した。
 
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日中サービス支援型GHを全国で50カ所開設へ🆕

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プライバシー配慮の見守りシステム提供 富士通

 富士通はカメラを使わず、ミリ波レーダーでプライバシーを保護しながら高度な見守りを実現する「ミリ波レーダ見守りシステム」の提供を開始した。介護施設やサ高住の居室、バリアフリートイレなど、プライバシー保護の観点からカメラ設置が難しい空間で利用者の安全を見守る。...

心疾患向けアプリがマイナポータル連携を開始

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“ホスピスホーム”分析レポート発行 タムラP

 高齢者住宅のデータベースとコンサルティングを提供するタムラプランニングアンドオペレーティング(田村明孝社長)は、ホスピスホーム(同社は「緩和ケアホーム」と呼称)の実情に関する分析レポートを今月発行した。
 
 近年、入院期間短縮が促進され、医療機関以外の場所への訪問看護サービス需要が増大している。訪問看護の報酬は介護保険か医療保険から給付され(下図)、要介護・要支援認定者は介護保険が優先する。
 
 要介護・要支援認定者が医療保険で訪問看護サービスを受けるには、特定の病気・状態(末期がんや人工呼吸器使用など)に該当し主治医の指示が必要だ。

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