介護事業などを展開するヒューマンライフケア(東京都新宿区)は9月1日、川崎市麻生区にグループホーム(認知症対応型共同生活介護)と小規模多機能型居宅介護を併設する複合施設=写真=をオープンする。
グループホーム「ヒューマンライフケア王禅寺グループホーム」は、1ユニット9人、計2ユニット18人の定員。認知症と診断された要支援2以上の人へ、スタッフが日常の家事などをサポートしながら共同生活を行い、症状の進行を抑えながら自立した生活を続けていくことを目指す。
併設する「ヒューマンライフケア王禅寺の宿」は、地域に暮らす高齢者に「通い」「訪問」「宿泊」を組み合わせた介護サービスを提供する小規模多機能型居宅介護。登録25人、通い15人、宿泊9人で、住み慣れた自宅・地域での暮らしを長く続けられるよう、利用者・家族にとって最適なケアを柔軟に組み合わせながら、月々の定額制で利用してもらう。
同施設の開設により、ヒューマンライフケアが運営するグループホームは全国で30カ所、小規模多機能型居宅介護は18カ所となる。また、川崎市に開設するグループホームは9カ所目、小規模多機能型居宅介護は5カ所目となり、看護小規模多機能型居宅介護も1カ所運営している。
さらに、横浜市でもグループホーム、小規模多機能型居宅介護を1カ所ずつ運営しており、隣接自治体も含め、川崎市から横浜市にかけてのエリアで、グループホームや小規模多機能型居宅介護といった地域密着型サービスのドミナント展開を強化していく。