スカイ(東京都新宿区)は8月24日、介護現場で働く従業員の体温・血圧の記録システム「レコプラ」のリリースを決定したと発表した。同社が開発・販売している通所介護(デイサービス)向けクラウド型介護記録システム「レコセラ」の追加機能・別売り商品として提供する。
感染予防対策として、マスクの着用と合わせて検温が新習慣となりつつある現状に合わせて開発した。別売り商品として販売することで、介護・福祉事業所に限らず、一般企業でも利用できる。
レコプラは介護記録システムレコセラと同様に、従業員1人ひとりにIDを発行するクラウドサービスシステムなので、ログインするだけで数値入力でき、パソコンが苦手な人でも簡単に操作できる。
また、管理者が従業員の記録した数値を閲覧することが可能なため、企業の感染症予防対策を担うシステムとしても活用できる。なお、レコセラを利用中のオプション機能と、単体別売りでは料金が異なり、月額利用料は500円から(利用者数1~25人の場合)。
レコセラの開発を⼿掛けた同社の社員は全て介護現場の経験者であり、社員の体験を元に「現場のかゆいところに、⼿が届く記録システム」として開発を進めてきた。徹底的に「記録業務の簡素化」「必須書類・帳票の効率化」を⽬指したシステムのため、介護従事者の記録業務負担の軽減が期待される。