NPO法人フローレンス(東京都千代田区)の「障害児訪問保育アニー」のサービスが、6月1日以降、荒川区でも行われるようになる。これにより、東京23区のうち17区が対象エリアとなる。
アニーでは、重症心身障害児や、たんの吸引・経管栄養・経鼻栄養・胃ろう・腸ろうなど、医療的ケアの必要な子どもたちの家を保育スタッフが訪問し、マンツーマンで日中の保育を行う。これにより、保育者の就労などを支援する。
2015年にサービスを開始してから利用対象エリアを拡大し、これまで保育を提供した子どもの数は延べ66人になる。これは障害児訪問保育として、全国最多だという。
対象となるのは、荒川区内在住で医療的ケアを必要とすることや、中重度の肢体不自由・重症心身障碍児などの条件を満たす1、2歳児。0歳と3~5歳児は要相談。子ども1人に対し、保育者1人で保育を行う。利用時間は午前8時から午後6時までのうち、最長8時間。
利用希望者は希望月の前月10までに、荒川区役所2階保育課入園相談係に、子どもと一緒に行って申し込む。