鳥取で「Teladoc HEALTH」を活用した病病連携

2025年 12月 17日

 PHCホールディングス傘下のウィーメックス(東京都渋谷区)のリアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」が、鳥取大学医学部付属病院(米子市)と安来市立病院が実施する病病連携で活用されることになった。試験運用が11月から始まり、来年4月からの本格運用を予定している。

 同システムは今年4月にウィーメックスが安来市に「企業版ふるさと納税」を活用して寄付したもので、同システムを使った病病連携が実施されるのは鳥取県で初めて。

 同システムは専門医の少ない医療機関と遠隔地の専門医をオンラインでつなぐ。使う際の操作や接続が簡単に行えるインターフェースを備え、遠隔地の医師も現場の医療スタッフも、必要なタイミングで素早く接続することができる。

 医師主導の遠隔操作でカメラのズームや垂直・水平回転が行え、聴診器、超音波診断装置、ウェアラブルカメラなどの外部機器と接続し、遠隔地にいる医師のリアルタイムな情報の取得をサポートする。

 独自の通信技術により、インターネットの通信速度に影響されにくく、必要な画質を確保。2要素認証とTLS1.2暗号化通信(高セキュリティ型)の組み合わせと、医療情報をクラウドに保存しない設計でセキュリティリスクを最小化している。

 連携では鳥取大学病院はアプリを通じて、安来市立病院のTeladoc HEALTHデバイスにアクセスし、救急外来の遠隔支援やカルテ情報をもとに遠隔コンサルテーションを行う。

 救急外来の遠隔支援では、安来市立病院から支援依頼があった場合、同病院の救急外来に設置されたデバイスに鳥取大学病院の救急専門医が接続し、現場の医師・医療従事者を支援する。

 また、診療情報提供書や鳥取県が運営する医療情報ネットワークシステム「おしどりネット」を使ったカルテ情報の閲覧を活用し、鳥取大学病院の医師が、安来市立病院の医師に遠隔コンサルテーションを実施する。

 なお、連携は鳥取大学病院高度救命救急センターの上田敬博教授が作成した「遠隔医療に関するコンサルテーションガイドライン」をもとに運用される。

このカテゴリーの最新の記事

このカテゴリはメンバーだけが閲覧できます。このカテゴリを表示するには、年会費(年間購読料) もしくは 月会費(月間購読料)を購入してサインアップしてください。

尿監視支援システムを医療向けに販売 OKI🆕

 OKIはウロバッグの尿量をデジタルで自動測定・記録できる尿監視支援システム「ウロミル」を医療機関向けに販売する。ICUなど尿量管理が必要な病院現場で尿量確認作業を自動化し、看護負担の軽減と記録の標準化を支援する。
 
 リアルタイムモニタリングと尿量変化を迅速に通知するアラート機能により患者状態の早期把握を可能にし、医療現場の安全性向上に貢献する。ベッド周辺の限られたスペースでも他の機器の妨げにならないコンパクトな設計と、直感的に使える操作性を両立した。
 
オープンのRPAツール「BizRobo!」と連携することで、電子カルテシステムなどへの尿量データの自動記録に対応し、手入力に伴う負担軽減と情報の正確性向上に寄与する。

おむつ交換の「空振り」削減 フィンガルリンク🆕

 フィンガルリンク(東京都台東区)が開発したミリ波レーダー見守りシステム「フィンガルリンクコネクト」のおむつセンサー機能は、パッドの排尿量を検知することで、5回に1回発生するおむつ交換の空振りを削減した。  吸収量900ccのパッドに対し、180cc〜450cc(20%〜50%)の排尿量を検知すると、おむつマークが赤く点灯し、パッド交換の準備時期を通知する。検知後は約2時間、尿漏れの心配がない。...

介護施設向けに「夜間かけつけオプション」提供

 介護事業所向けに医療ソリューションを提供するドクターメイトは、新サービス「夜間かけつけオプション」を、東京23区を中心に埼玉の一部でも順次提供を始める。  同サービスは、現行サービス「夜間オンコール代行」に加え、夜間に看護師が介護施設に駆け付け、医療対応や夜間の救急搬送発生時の医療機関への同行を代行するもので、「夜間医療対応」「夜間救急搬送時の同行代行」の2つのサービスの総称である。...

終身サポート事業のあかり保証が福岡本店を開設

 高齢者等終身サポート事業(身元保証事業)を提供するあかり保証(大阪市北区)は大阪・東京本店に続き、福岡本店を開設した。今後、名古屋支店の開設も予定している。  終身サポートとは、家族がいない、あるいは家族はいるものの頼れる親族がいない、単身高齢者の入院・施設入所時、緊急時に身元を保証するサービスのこと。家族の代わりに入院・入所時の保証人になるだけでなく、定期的に連絡をとり、健康状況などの確認や死亡時の葬儀・納骨手続き・行政手続きまで行う。...

静岡の介護生産性向上へ相談事業受託 善光総研

 善光総合研究所は人材サービスの東海道シグマ(静岡市)とコンソーシアムを結成し、静岡県から「静岡県介護生産性向上相談センター」の運営事業を受託した。  善光総研が介護テクノロジーの選定・導入ノウハウの提供や業務効率化に向けたオペレーション設計の指導などを行い、東海道シグマは県内の事務局運営とネットワーク構築、地域ニーズに即した相談受け付けやセミナー運営などを実施する。...

1週間無料でお試し購読ができます  詳しくはここをクリック

新着記事は1カ月無料で公開

有料記事は990円(税込)で1カ月読み放題

*1年間は1万1000円(同)

〈新着情報〉〈政策・審議会・統計〉〈業界の動き〉は無料

【アーカイブ】テーマ特集/対談・インタビュー

コラム一覧

【アーカイブ】現場ルポ/医療介護ビジネス新時代

アクセスランキング(3月9-15日)

  • 1位
  • 2位
  • 3位 90% 90%
メディカ出版 医療と介護Next バックナンバーのご案内

公式SNS