REA(東京都中央区)とみつばモビリティ(同港区)は、大阪府済生会泉尾病院(大阪市)の病院間送迎に、REAの提供するクラウド型AI配車システム「Noruuu-Sharing」を活用した送迎シェアリングサービスを提供する。
患者と各医療機関が泉尾病院へ送迎の依頼を電話で行うと、泉尾病院は依頼をNoruuu-Sharingのシステムに入力。その情報に基づきAIで送迎ルートを自動作成し、みつばモビリティが運行する車両のドライバーのタブレットへ送る。
複数人での乗り合い配車をリアルタイムに効率よく行うことができるため、ドライバー不足を補い車両稼働率の向上が図れる。
泉尾病院は病床数440床を持つ地域の中核医療を担う医療機関として、他の医療機関と連携しながら医療を提供している。これまでは泉尾病院が各医療機関から患者の送迎の依頼を受けると、同病院の職員がアナログで予約管理やルート作成をしていたため、この作業に多くの時間を要していた。また、ドライバーや車両不足も課題になっていた。
REAは2018年からクラウド型AI乗合配車システム、AI配車アプリの提供をしており、空港送迎、地域の買い物送迎、地域共同配車アプリなど、さまざまな地域の移動課題をデジタル技術で解決をする取り組みを行っている。
全国で送迎バスを運行しているみつばモビリティとの資本業務提携により、病院、介護事業領域での移動課題解決を実現するサービスを開発・提供していく。