スキマバイトサービス「タイミー」を運営するタイミー(東京都港区)は、介護事業所のDX支援を行う善光総合研究所(同)と連携し、介護業界におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進・生産性向上に向けて、「スマート介護士」の育成を開始する。
スマート介護士はDX機器や運用に関する専門知識を身につけ、介護現場のDX化をサポートし、介護業務の質と生産性向上を図る介護職員。2019年に創設した民間介護資格で、善光総研は、スマート介護士の資格試験を定期的に開催している。
これまでの受験者数は6000人以上にのぼっており、スマート介護士はデジタル庁や経済産業省から積極的に支援するべき資格として、後援名義に承認されている。
後援名義とは団体などが主催する各種の行事や趣旨に官公庁が賛同し、積極的に支援する価値があると認められる場合に、後援・協賛・賛助・監修などの名義の使用を承認しているもの。
今回の連携により、タイミーの働き手に対して善光総研が9月8日に資格試験を実施する。
通常9800円の受験料(テキスト代含む)の半額をタイミーと善光総研が補助することで、資格取得を促すほか、受講者には公式のテキストを配布し、模擬試験問題を案内するなど、自宅での学習状況をサポートする予定だ。
また、スマート介護士の資格を取得した働き手には、善光会が経営するDX化による生産性向上を進める介護施設で、実際にスマート介護士として介護DXを実施できる機会を提供する。