エレクトロラックス・プロフェッショナル・ジャパンが製造・販売する小型汚物処理機「OBUTSU mini」が、介護付き有料老人ホーム「グランフォレスト学芸大学」(東京都目黒区)に導入された。OBUTSU miniが介護付き有料老人ホームへ導入されるのは初めて。
小型業務用洗濯機に専用ドラムを搭載することで、汚物所機器の小型化を実現した。洗浄中に細かく粉砕した汚物をスムーズに排水する特殊構造となっている。
従来の汚物処理では手作業で固形物を処理した後、漂白・汚物除去機洗浄・脱水洗濯機洗浄・乾燥機乾燥の各工程をそれぞれ行わなければならないが、OBUTSU miniは漂白・洗浄・脱水の1工程と乾燥機乾燥の計2工程だけなので、従来に比べ作業時間を半分に短縮した。
時間を短縮するだけでなく、固形物の処理や予備洗い、つけ置き作業が不要になり業務負担が軽減するほか、洗浄の自動投入で投入量のばらつきをなくしたり、次亜塩素酸ナトリウムなどの危険物を触ることがなくなるため安全性が向上したりするなどのメリットもある。業務用なので耐久性にも優れている。
100V家庭用コンセントで使え、既存の排水口、水道蛇口に接続可能。家庭用洗濯パンに設置することができる。すでに販売台数550台、納入施設400カ所を突破しているという。