「みまもり~ふ」と「ケア樹」のデータを連携

2023年 7月 20日

 テクノホライゾン(名古屋市南区)とグッドツリー(仙台市)は、それぞれが提供する「睡眠見守りシステム みまもり~ふ」と「クラウド型介護ソフト ケア樹」のデータ連携を開始した。

 みまもり~ふが取得する要介護者の検知記録が、ケア樹の介護記録明細に自動反映され、転記が不要となり、記入漏れの防止が可能となる。また、情報が一元化されることによって、介護医療施設での要介護者1人ひとりの状況がより把握しやすくなる。

 みまもり~ふはマット型の見守りセンサーで、心拍や呼吸など生体情報に加え、在床・起き上がり・離床、要介護者の覚醒状態や睡眠状態(レム睡眠、深い睡眠など)を検知し、離れたスタッフルームのモニターからリアルタイムで知ることができる。

 離床の動きはスマートフォンやタブレットにプッシュ通知とメールで知らせる。睡眠中の心拍動「ゆらぎ」を解析することにより異変リスクも察知。健康状態や生活リズムを確認でき、介護日誌の作成や要介護者の家族への説明にも役立てられる。

 一方、ケア樹は東日本大震災を教訓に、天災によるデータ消失のリスクを減らす BCP 対策を重視しつくられたクラウド型介護業務支援システムで、介護施設の計画・記録・請求・分析業務などをトータルにサポートする。

 従来型の介護ソフトウェアに比べ、クラウド型ならではの「低コスト」「使いやすさ」によって、全国 3400以上の 事業所で導入されている。

 連携用の API によって他社のシステムとのデータ共有も可能で、業務効率を高めるプラットフォームとして一体型の業務改善を実現する。

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 介護・医療・小売業界向けに設計され、現場でのスタッフ間の連携を強化しながら、周囲の音をしっかりと聞き取れるのが特長。
 
 従来のインカムイヤホンは耳を塞ぐため、入居者の小さな声や異変を聞き取りにくくなるという課題があった。また、有線イヤホンは業務中に引っかかるリスクがあり、現場での動きやすさを妨げる要因となっていた。
 
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 介護施設では業務効率化の取り組みの一環として、バイタル・見守りセンサーなどさまざまなセンサー群が使われている。
 
 しかし、IoT機器を複数利用することにより、どの情報を確認すればいいのかわからないという問題や、センサー情報の確認をした上でケアを行う際に記録に手間がかかるなど…

LINE WORKSと北見赤十字病院が連携協定

 LINE WORKS(東京都渋谷区)は、北海道北見市の北見赤十字病院と、オホーツク三次医療圏を中心とした地域貢献に関する包括的な連携・協力を推進するための連携協定を締結した。
 
 北見赤十字病院を含めた地域の医療機関との連携に「LINE WORKS」を活用し、診療と患者対応、患者の紹介や転院などの相談を行う。
 
 また、地域の介護・福祉施設間と医療機関間の連携にもLINE WORKSを通じて、患者対応の相談、患者の紹介・施設入所などの問い合わせを行う。医療機関内や介護・福祉機関内での各種情報共有ツールとしても活用する。

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