テクノホライゾン(名古屋市南区)とグッドツリー(仙台市)は、それぞれが提供する「睡眠見守りシステム みまもり~ふ」と「クラウド型介護ソフト ケア樹」のデータ連携を開始した。
みまもり~ふが取得する要介護者の検知記録が、ケア樹の介護記録明細に自動反映され、転記が不要となり、記入漏れの防止が可能となる。また、情報が一元化されることによって、介護医療施設での要介護者1人ひとりの状況がより把握しやすくなる。
みまもり~ふはマット型の見守りセンサーで、心拍や呼吸など生体情報に加え、在床・起き上がり・離床、要介護者の覚醒状態や睡眠状態(レム睡眠、深い睡眠など)を検知し、離れたスタッフルームのモニターからリアルタイムで知ることができる。
離床の動きはスマートフォンやタブレットにプッシュ通知とメールで知らせる。睡眠中の心拍動「ゆらぎ」を解析することにより異変リスクも察知。健康状態や生活リズムを確認でき、介護日誌の作成や要介護者の家族への説明にも役立てられる。
一方、ケア樹は東日本大震災を教訓に、天災によるデータ消失のリスクを減らす BCP 対策を重視しつくられたクラウド型介護業務支援システムで、介護施設の計画・記録・請求・分析業務などをトータルにサポートする。
従来型の介護ソフトウェアに比べ、クラウド型ならではの「低コスト」「使いやすさ」によって、全国 3400以上の 事業所で導入されている。
連携用の API によって他社のシステムとのデータ共有も可能で、業務効率を高めるプラットフォームとして一体型の業務改善を実現する。