ドクターメイト(東京都中央区)が提供する「夜間オンコール代行サービス」のオンコール受け付け数が6月に3万件を突破した。
同サービスでは、全国の入居型介護施設の夜間オンコールの対応を、施設看護師に代わって代行する。
介護施設の夜勤者から受けた相談に対し、全国のドクターメイト看護師(夜間オンコールナース)が電話でアドバイスをする。電話を切った後、すぐにアドバイス内容をレポートとしてまとめ、メールやFAXでアドバイス情報を提出する。
レポートには電話時間・質問内容・アドバイス内容などが詳細に書かれているので、夜間帯に起きたことを施設職員全員で把握できる。
救急搬送対応が必要となった場合にも、搬送依頼をした理由がレポートにまとめられているため、救急隊員へ伝える情報の取りまとめ作業を削減する。
施設入居者の急変時・異変時の対応だけでなく、医療者に聞きたくても敬遠してしまっていたような些細な疑問に対しても、何度でも質問できることから。介護業界に勤めて間もない職員の教育ツールとしても活用することが可能だ。
同サービスの利用によって医療体制が充実し、通院数・入院数・救急搬送数の減少や看護師採用にも有利に働くことなどが期待できる。