介護DX促進へ山形で実証実験 CARESPACE

2022年 10月 13日

 CARESPACE(山形市)は、今月から同市のなでしこ地域包括支援センター圏域で、事業所間のクラウドネットワーク化による介護現場の業務改善に関する実証実験を開始した。期間は12月末まで。

 同社はケアマネジャーと介護事業所をつなぐICTプラットフォーム「CareSpace」を運営している。実験では市の協力を得て、電話やFAXからクラウドへの置き換え、ICTツール利用促進への意識改革を行う。

 介護業界では要介護者に関する情報共有の主な手段として、電話やFAXが使われている。

 このため、電話で連絡が取りにくい、口頭連絡のため情報伝達が不徹底、FAX送受信の過多による業務時間と紙やインクなどの資源の浪費などが課題となっている。

 そこで、要介護者の情報を関係する他事業所と一元化することで、正しい情報の共有や引き継ぎ、最適な介護を提供できる仕組みを構築することにした。

 業務効率化と業務時間の削減、ICT利用のきっかけをつくることで、今後のICTツール利用の促進を目指す。

このカテゴリーの最新の記事

このカテゴリはメンバーだけが閲覧できます。このカテゴリを表示するには、年会費(年間購読料) もしくは 月会費(月間購読料)を購入してサインアップしてください。

病院と患者をつなぐアプリの提供開始 ユカリア🆕

 ユカリアは病院と患者のコミュニケーションを支援する、AIを活用したアプリ「ユカリアメルジュ」のサービス提供を開始した。  外来・入院・退院後の各シーンで患者・家族と病院をつなぎ、情報提供や各種説明をサポートすることで、医療従事者の負担軽減と患者の理解促進を目指す。  主な機能にはワクチンや検診の案内、治療内容の説明、術後のリハビリやセルフケアの方法の提供が含まれる。初診後すぐに案内を行い、入院前や退院後のフォローアップを行うことで、患者の治療体験を向上させる。...

すい臓がんなど早期発見へ MRI検査サービスを拡大

 ユカリアの完全子会社であるスマートスキャンは、MRI検査サービス「スマート脳ドック」を導入している一部施設に提供中の「がんドック」のメニューを順次拡大する。  これにより、進行するまで自覚症状が乏しく、発見が遅れがちなすい臓がん、前立腺がん、子宮・卵巣がんの早期発見にも対応できるようになる。...

墨田区に障害者支援や宿泊などの複合福祉施設

 日常福祉合同会社は墨田区京島にある商店街「向島橘銀座商店街(通称:キラキラ橘商店街)」の2階建て約400㎡の昭和建築をフルリノベーションし、福祉から観光・まち・文化をつなぐ複合福祉施設「TACHIBANA TERMINAL─ 橘銀座多機能複合拠点」を開設した。  社会課題を価値に変える仕組みの構築を目指し、福祉のまちづくり・再生型観光・アートコミュニティといった領域を横断する活動を、同施設を拠点に展開する。5月からプレオープン期間として施設内の各スペースの営業を順次開始し、7月1日にグランドオープンする。...

介護・医療施設内の消臭に特化した5製品を発売

 花王のグループ会社でBtoB衛生関連事業を手がける花王プロフェッショナル・サービス株式会社(KPS)は、介護・医療施設内の消臭に特化した「パワフル消臭ストロング」シリーズを発売した。
 
 介護施設や医療施設の尿臭・便臭に特化しており、花王の消臭技術とKPSの施設衛生のノウハウの融合によって高い消臭効果を実現した。

ケアマネ介す骨粗鬆症の診断促す啓発活動を開始

 旭化成ファーマとインターネットインフィニティーは、3月末から全国のケアマネジャーを介した骨粗鬆症の診断・治療を促す新たな啓発活動を開始した。  両社が骨粗鬆症の研修キットとリーフレットを全国のケアマネに提供する。ケアマネは自宅で暮らす椎体骨折の既往あるいは疑いのある利用者にリーフレットを使って受診を勧める。利用者が必要に応じて整形外科などで受診することにより骨粗鬆症の治療介入率の向上を図る。...

1週間無料でお試し購読ができます  詳しくはここをクリック

新着記事は1カ月無料で公開

有料記事は990円(税込)で1カ月読み放題

*1年間は1万1000円(同)

〈新着情報〉〈政策・審議会・統計〉〈業界の動き〉は無料

【アーカイブ】テーマ特集/対談・インタビュー

コラム一覧

【アーカイブ】現場ルポ/医療介護ビジネス新時代

アクセスランキング(6月9-15日)

  • 1位
  • 2位
  • 3位 90% 90%
メディカ出版 医療と介護Next バックナンバーのご案内

公式SNS