習慣化アプリ「みんチャレ」を開発するエーテンラボ(東京都中央区)は、6月から神奈川県横須賀市、7月から同綾瀬市に、みんチャレを活用した自治体向け介護予防事業「みんチャレHEALTHCAREフレイル予防」の提供を開始する。
みんチャレは勉強・ダイエット・運動・禁煙・糖尿病改善など、同じ目標を持つ匿名の5人でチームを作り、チャットに報告して励まし合うことで、楽しく習慣化に取り組むことができるアプリ。
みんチャレHEALTHCAREフレイル予防では、地域の高齢者同士がアプリ上でつながり、フレイル予防行動やコミュニケーションを継続する仕組みを提供する。
利用開始時にみんチャレの使い方講座を実施することで、デジタルデバイド(IT利用の有無による格差)解消にも寄与する。
2つの市では、昨年度実証事業を行い、みんチャレを使用したグループは使用しないグループと比べてウォーキングの目標歩数の達成率・平均歩数で、2倍の有意差が認められたことから、市の事業として本格導入することにした。
なお、この実証事業については現在、複数の大学や医療機関、自治体と臨床研究を進めている。
みんチャレHEALTHCAREフレイル予防は、2021年4月から2年連続で東京都府中市が導入しているほか、今年度は横須賀市・綾瀬市を含む5自治体向けに展開する予定。今後は23年度に20自治体、24年度に60自治体への展開を目指している。