前副市長の研究会が提言書を公表 東京・武蔵野

2023年 11月 15日

 東京都武蔵野市の笹井肇前副市長(「医療と介護2040」でインタビューを連載中)が市内の医療・介護関係者に呼びかけて立ち上げた「武蔵野地域包括ケア研究会」は2023年10月、提言書「“まちぐるみの支え合い”武蔵野市版地域包括ケアの深化と推進のために」を公表した。

 研究会は1月、武蔵野市の地域包括ケアの深化と推進を目指し、現場の意見を行政に反映させるため発足した。

 月1回の定例会を重ね、「現場から見た武蔵野市の地域包括ケアの現状と課題」「武蔵野市における総合事業・介護予防の現状と課題」「次期介護保険制度改正について」などのテーマについて議論してきた。

 提言書はその成果をまとめたもので、
 ・65歳になったら介護や医療を学ぶ仕組みをつくる
 ・子育てや孫育ての経験のある高齢者が子育て家庭をサポートする仕組みが考えられないか
 ・市や地域包括支援センターなどが通所・居住系サービス事業所に出向く『出前型サービス説明会・相談会』を実施しては
 ・辞職したケアマネジャーに辞職理由を調査し、辞職について検証する
 ・ケアマネジャー亢進研修の費用を助成しては
 などを提言している。

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