〈2040年の社会保障〉
与えられた授業時間も終わりが迫ってまいりましたので、最後のテーマに移ります。
これからの社会保障はどうなるのでしょうか。政府は2040年の社会保障の姿を推計しています。2040年というのは日本において高齢者数がほぼピークに達する年(将来人口推計では2042年まで高齢者数は増加)であるからです。今後の社会保障について議論する際に……
【筆者紹介】中村秀一(なかむら・しゅういち)
医療介護福祉政策研究フォーラム理事長、国際医療福祉大学大学院教授。厚生労働省老健局長、社会・援護局長、内閣官房社会保障改革担当室長などを歴任。