介護自動走行モビリティで協業パートナー募集

2021年 4月 8日

メモリートレース機能で自動走行する「ガルー」

メモリートレース機能で自動走行する「ガルー」

 Doog(茨城県つくば市)は自動追従機能に加え、新規開発した自動走行機能「メモリートレース機能」を搭載した一人乗り搭乗型ロボット自動走行モビリティ「ガルー」の国内パートナーを募集している。

 自動追従機能を搭載した製品は、空港向けパッケージ製品としてシンガポール子会社から2019年に製品化され、チャンギ空港に導入された。

 チャンギ空港では、ガルーに乗客が1人ずつ乗車して最大3台を同時運行し、追従走行によって搭乗ゲートから入国審査への移動、トランジットの移動などに活用している。

 スタッフが所持するスマートフォンから簡単に操作でき、未来的なモビリティデザインであることが特長。スマートフォンを用いないスタンドアローンで、ボタン操作によるシンプルな運用も可能だ。

 2020年には、シンガポールで高齢者福祉サービスを提供する企業に導入され、高齢者福祉分野での運用が始まっている。

 今回は独自に新規開発したメモリートレース機能を追加した。自動走行させたい走行ルートを、人がガルーを操作して誘導するだけで、周囲の風景を記憶し、走行経路の誘導が完了した瞬間に自動走行用のデータの生成も完了する。

 200m級の超長距離を3次元計測できるセンサーを搭載することにより、街中や建屋内での自動走行が可能になる。

 すでに製品化されていることから、介護福祉・高齢者福祉分野における顧客へのアプローチや提案、導入検証、クロージングなどを協力してくれる販売パートナーを募集することにした。

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 座席のシートベルトを着用した状態で、上半身を座席に固定する。特に、身体が不自由な人や病気・ケガなどの理由により座位を保つことが困難で、補助が必要な人を対象としている。
 
 「ベストタイプ」と「ベルトタイプ」の2種類あり、体の状態に合わせて利用する。ベストタイプはベストのように着用し、前面(胸側)にあるバックルを締める。ベルトを座席の後ろで交差させた後、前面で面ファスナーを留める。腕を通すことが難しい場合には、左右別々にして、片方ずつ着用することもできる。

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