愛知県豊田市でデイサービスを運営するSMIRING(スマイリング)は3月25日、同市に地域食堂「スマイリング・キッチン・LABO(ラボ)」をオープンする。
障害者施設・就労継続支援B型事業所として、障害者と要介護・要支援の状態にある高齢者も採用し、モーニングとランチビュッフェ形式のランチ、テイクアウト惣菜を提供する。
要介護の高齢者が料理を振る舞う
客は一定時間、店を手伝うと、一食無料のチケットを受け取ることができる。誰でも食べられるように店内の応援ボードに寄付できるシステムや、敷地内に駄菓子屋を併設するなど、地域の人と人がつながる場を目指す。
同社は、共働き世帯の若者や子どもたちに、高齢者が地域食堂として料理を振る舞う「おんぶにだっこプロジェクト」を、週1回程度、イベント的に開催してきた。これを日常的に提供したいとの思いから、スマイリング・キッチン・LABOを立ち上げることにした。
敷地内に駄菓子屋を併設した
土日の定休日には、レンタルスペース・レンタルキッチンとして、地域住民がイベントや集まりに使ってもらうよう開放し、気軽に集えるカジュアルな公民館のような場としての活用も見込んでいる。
また、事業連携する特定非営利活動法人おんぶにだっことも協力し、福祉・介護業界や高校生など学生向けに、学び・健康・料理・エンタメなどさまざまなイベントも開催していく。