髙橋 病院・在宅に加えて、短期入所や日中一時での看護が巧みに融合しながら、看護師さんが育ち、その重要なハブの役割をされている。しかも、全世代型ですね。全世代型というのは、小児も高齢も障害も、ケアを必要とするあらゆる人を対象にするので、医療も福祉も利用することになります。そういう面での問題点はありますか。
市原 医療的ケア児のお母さんたちは、極端な話、ぐっすり眠った夜は一晩たりともない、何年もそういう状況です。そういうお母さんが…
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■ぱりおんとみつばちの連携
堤 訪問看護は8年経ちました。24時間365日体制で、患者・利用者は100人ぐらい、そのうち15人程度が子どもです。あとは、かあさんの家の入居者や、がん末期の人に訪問しています。みつばち診療所と一緒に看取りまで続けてほしいというケースが増えてきました。
市原 宮崎では、訪問看護ステーションはかなり増え、過密状態です。宮崎に限らないでしょうけど。ぱりおんは、訪問を始めてしばらくしたら…
髙橋紘士さんがゲストを招き、医療・介護や社会保障を縦横に語り合います。
今回は、ホームホスピス宮崎(HHM)・市原美穂理事長と、HHMの訪問看護ステーションぱりおん・堤育子所長をお招きした鼎談です。
■中核は医療的ケア児への支援
髙橋 2021年10月、ホームホスピス宮崎が総合在宅支援の複合施設「HALE(ハレ)たちばな」(https://www.hale-tachibana.jp/)を立ち上げました。私はオープン直後に現地に伺って拝見し…
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