厚生労働省の社会保障審議会(厚労相の諮問機関)は9月30日、第186回社会保障審議会介護給付費分科会を開催し、介護報酬体系の簡素化について議論を行い、算定率が極めて低い加算の見直しを検討する意見が出された。
介護保険制度が導入された2000年に比べ、現在の訪問介護関連の加算は……
手術室排煙装置を発売 日本ストライカー
医療機器メーカーの日本ストライカー(東京都文京区)は、10月1日から電気メスなどで生体組織を焼灼または切開した際に発生する煙(サージカルスモーク)を吸引・除去する排煙装置「SafeAir Compact Smoke Evacuator(SafeAir:セーフエア)」を販売する。...
医療施設の病床数 前年に比べ全国で2万床減少
厚生労働省がこのほどまとめた医療施設の調査によると、昨年10月1日現在の全国の医療施設総数は 18万1621 施設で、休止・1年以上休診中の施設を除いた活動中の施設は17万9416 施設(医療施設総数の98.8%)で、前年に比べ326施設増加した。
病院は 8300 施設で前年に比べ72 施設減少する一方、一般診療所は10万2616 施設で511 施設増加した。歯科診療所は6万8500 施設で113 施設減少している。
病院の種類別では、精神科病院は1054 施設で、前年に比べ 4 施設減少、一般病院は 7246 施設で、68施設減少した。一般病院のうち療養病床がある病院は……
新機能搭載の手術レコーダーを発売 ティアック
ティアックは新機能を搭載したメディカルビデオレコーダー最新機種「UR-X」を、10月から販売する。価格はオープン。...
あらゆる年代の人の健康づくりを引き受ける地域密着型ジム(下)
■地域全体の介護予防を目指す
――新井社長インタビュー
小中学生、若い女性、30歳以上の男女、65歳以上の高齢者。P2Mグループは、地域を担うさまざまな年齢の人の身体・健康づくりを一手に引き受ける。その運営会社は銭湯をルーツとし、デイサービスや小多機など介護事業所を幅広く展開する有限会社新井湯だ。介護事業で地域の高齢者をケアするうちに介護予防の重要さに気づき、そこから、若い世代からの身体づくり・運動習慣こそが健康寿命を延ばす、と事業を発展させた。新井重雄社長が、地域や事業への思いを語る。
■これまでなかった介護予防を提供したい
ここのマシン、すごいでしょう。その辺にある介護予防のマシンとは全然違います。値段も10倍違いますけど、“今日は何を何キロで何回やった”という記録が全部残ります。これは画期的です。今、実現させたいと思っているのは、65歳以上で一般介護予防事業に半年参加した人が……
あらゆる年代の人の健康づくりを引き受ける地域密着型ジム(上)
東京・品川 フィットネスジム P2M joiru(ピーツーエム ジョイル)
正面入り口から室内に入る。整然と並んでいるのは、ドイツ・milon(ミロン)社製の真新しいマシンだ。
この10月にオープン予定の、30歳以上に限定したフィットネスジム「P2M joiru(ピーツーエム ジョイル、以下joiru)」を訪問した。P2Mは東京・品川に展開する小規模ジムのグループで、これまで「フィットネス・ラボP2M(以下P2M)」「P2M JUNIOR(ジュニア、以下JUNIOR)/Runway(ランウェイ、以下Runway)」の2店舗が稼働している。大手が全国展開するフィットネスとは一線を画す、いわば地域密着型ジムである。
■カード1枚で負荷やシートを調整
joiruに入会すると、まずICカードが1枚支給される。測定装置ミロナイザー(写真2)にカードをセットして少し離れて立てば、ユーザーの手足や胴の長さ、関節の位置がスキャンされる。決められたポーズで身体を動かせば……
コロナ重症化因子を特定 国際医療研究センター
国立国際医療研究センターは9月24日、新型コロナウイルスに感染した患者が重症化することを予測する血液中の分子マーカーを突き止めたと発表した。重症化する可能性がある患者を特定することで、適切な治療が行われることが期待できる。
J&Jが最終段階の臨床試験 新型コロナワクチン
米国の医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は23日、開発中の新型コロナウイルスワクチンの大規模検証試験として、最終段階となる第3相臨床試験を開始したと発表した。...
日本の65歳以上過去最多に 就業も16年連続増加
総務省の推計によると、敬老の日の9月15日現在の日本の65歳以上の高齢者人口は、前年比30万人増の3617万人で過去最多となった。総人口に占める割合は28.7%で前年に比べ0.3ポイント上昇し、過去最高となっている。
男女別にみると、男性は1573万人(男性人口の25.7%)、女性は2044万人(女性人口の31.6%)で、女性が男性より471万人多い。女性100人に対する男性の数では、15歳未満で105.0、15~64歳では102.7と男性の方が多いのに対し、65歳以上では77.0と女性の方が多かった。
年齢階級別では、1947~49年生まれの「団塊の世代」を含む70歳以上人口は……
第3回 保健師の職能は「運ぶ」「入力する」なのか
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために保健所の機能強化が必要だと言われている。
いいぞ、いいぞ、と思う。新型コロナウイルスを口実に、保健所機能を強化したらいいと思う。
■「人の家にずかずか上がり込む能力」
ここだけの話、本音は必ずしも新型コロナウイルス対策ではない。さらに言えば、「保健所機能」というより、地域を歩く「保健師」を増やしてほしいのだ。これを機に、保健師さんが津々浦々、平時に活躍できる環境が整うと良い。
かねて、地域包括ケアの充実には保健師が不可欠だと思っている。ところが、専門性がちっとも理解されない。
保健師の職能とは何か。「人の家にずかずか上がり込んでいく能力だ」と言った人がいた。的を射ていると思う。念のためだが、当の保健師さんがそう言ったのである。
そうなのだ。保健師さんは……
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