東京・文京区「子ども宅食」は、新型コロナウイルス感染症対策の第4弾として、「年末年始増量便」を12月中旬に配送する。対象は子ども宅食を利用している約630世帯。
こども宅食は経済的に困窮する子育て世帯に、企業などから提供してもらった食品などを2カ月に1回配送している。配送をきっかけに子どもとその家庭を必要な支援につなげ、地域や社会からの孤立を防ぐ。同区が先駆けとなり、全国に広がりを見せている。
通常配送では、コメやパスタ、うどんなどの主食になるもの、短時間で調理ができるレトルト食品、簡単におかずが作れる合わせ調味料などを届けている。今回はクリスマスの菓子、年末年始用の年越しそばや餅などを追加購入し、通常配送に合わせて届ける予定だ。
子ども宅食では新型コロナ対策として、これまで第1弾となる3月の臨時便配送、第2弾の5月の緊急支援(おこめ券とQUOカード配付)、第3弾の8月の夏休み増量便を実施している。
なお、子ども宅食を行っているコンソーシアムでは、ふるさと納税によるクラウドファンディング(https://www.furusato-tax.jp/gcf/782)を来年3月31日まで実施している。