
サイエンスアーツ(東京都渋谷区)はオーディオテクニカ(東京都町田市)と共同開発した、耳を塞がない軟骨伝導ヘッドセット「Buddycom Open(バディコムオープン)」=写真=の販売を開始した。
介護・医療・小売業界向けに設計され、現場でのスタッフ間の連携を強化しながら、周囲の音をしっかりと聞き取れるのが特長。
従来のインカムイヤホンは耳を塞ぐため、入居者の小さな声や異変を聞き取りにくくなるという課題があった。また、有線イヤホンは業務中に引っかかるリスクがあり、現場での動きやすさを妨げる要因となっていた。
Buddycom Openは、オーディオテクニカと連携し、快適な装着感と優れた音質を両立した。耳を塞がない構造により、入居者の声やナースコール、緊急アナウンスを聞き逃さずに、スタッフ間のコミュニケーションをスムーズにすることを可能にした。
また、従来のインカムは長時間使用すると耳が痛くなることが多いが、Buddycom Openはオーディオテクニカのデザインにより、耳への負担を最小限に抑える設計とした。
さらに、連続待機15時間、連続発話12時間という、長時間のバッテリー稼働時間も実現。シンプルなUX設計を採用し、ボタン1つで直感的に操作できるため、機械操作が苦手なシニア世代のスタッフでも簡単に使えるようになっている。