病院・介護施設向けに給食の適温配膳車を製造販売しているFujitaka(京都市)は、ディスポーザブルトレイの販売を開始した。
同社の適温配膳車向け段ボール製組み立て式トレイで、道具を使わず簡単に組み立てられ、在庫保管の場所を取らないのも特徴だ。
ディスポーザブルトレイの使用イメージ
コロナ病棟で使用した使い捨て食器はそのまま廃棄できるが、トレイは再使用するため、職員が感染リスクの不安を抱えながら消毒洗浄作業を行っていることから、適温配膳車用にディスポーザブルトレイを開発した。
病室への食事提供は看護師が行うことが多く、医療提供体制が逼迫している中、ディスポーザブルトレイを採用することで、看護師の業務負担の軽減にもつながることも期待できる。
今後、コロナ病棟での使用だけでなく、災害用の備蓄品としてのニーズなど、幅広いシーンでの活用を提案していく方針だ。