■86歳の初診患者が外来に
5月、初診患者が新田クリニック外来に来られた。86歳男性で、頭頸部がんが見つかったという。すでに都内の大学病院の口腔外科と腫瘍科にかかっていて、これから治療法が決まると話す。
そうですか、と話を聞いていると…
第9回 かかりつけ医機能は多職種のチーム
新田國夫医師の連載「治し、支える」の中で、「本来のかかりつけ医」について書かれています(第23回)。共感しながら、医師一人ではなく、「かかりつけ医機能」を提供できる多職種チームで実践していくことだろうなと、感じています。
治す医療と支える医療は、人生を生きる人にとって、連続したものであるはずなのに…
第16回 マスクも同調圧力で外すのか
降ってわいたようなマスク騒動だった。いや、そういう表現は不適切かもしれない。多くの人はもう、マスクに嫌気がさしていたのだろう。
新型コロナウイルス対策のマスク着用が海外では緩和され、ノーマスクで歩く人がテレビで大写しになる。それなのに、日本では…
第15回 少子高齢化・人口減少という現代日本の課題
9)何が問題か
それでは、もっと子ども・子育て支援にもっとお金をかけなくては、ということになります。これは1975年から2019年にかけての児童家族関係費の推移です(図27)。この間、14倍になっています。特に近年の伸びが著しい。
2010年に急上昇しているのは、民主党政権での子ども手当の導入です。2014年以降は…
第25回 家の前で転倒した98歳にすべきことは
■通りかかった人が119番
私の自宅の6軒先に、98歳の女性がひとりで住んでいる。その女性は重度の認知症で、今の日課は家の前の道路を掃除することだ。冬も夏も、毎日掃除する。近所の人も知っていて、それとなく気にかけている。
先月のある日、朝6時ごろ、女性は家の前で倒れ…
第15回 少子高齢化・人口減少という現代日本の課題③
6)人口変動の要因
人口を決めるのは、何でしょうか。人口学が教えるところでは、出生、死亡、移動の3つです。結婚するかどうか、子どもを産むかどうかなどは「行動要因」と言われており、人々の意識や行動によって…
第11回 わがままハウス山吹の入居理由
2019年4月にスタートした「わがままハウス山吹」は、4年目を迎えました。3年間の入居者の状況をまとめます。
■入居相談・問い合わせ
開設当初から問い合わせや見学希望を非常に多くいただきます。雑誌やテレビで紹介されたこともあり…
第15回 少子高齢化・人口減少という現代日本の課題②
3)高齢化の進行
少子化、人口減少についてはこれくらいとして、高齢化の問題に移ります。これも皆さん、耳にタコができるくらい聞かされているのではないかと思います。
昨年9月の敬老の日にちなんで発表された統計によると、65歳以上の高齢者人口は 3640万人で…
第12回 診療報酬改定で薬局の未来が見えてきた
梅雨の季節になりました。今年も早めに桜が咲いたと思ったら、もう紫陽花が雨の中美しく咲いています。気候変動が温暖化とともに地球に影響を与えているのでしょうか? 線状降水帯予測が気象観測に現れ、異常気象が日常となりつつあります。
■調剤報酬改定に戸惑う
自然現象ではない診療報酬も、急速な世界の変化であるDX化やSDGsの洗礼を受けているようです。DXもSDGsも、少し前までは遠いアメリカ・ヨーロッパのことで…
第15回 少子高齢化・人口減少という現代日本の課題①
「少子高齢化と人口減少」、これは平成時代の「見えない変化」だと思います。
今、ロシアがウクライナに侵攻していますが、ソ連が消滅したことに遠因があります。平成の時代の30年間を振り返ると、消費税導入が元年(1989年)4月にありました。同年12月29日(この年の「大納会」)、東京証券取引所の日経平均株価(終値)が…
1週間無料でお試し購読ができます 詳しくはここをクリック
新着記事は1カ月無料で公開
有料記事は990円(税込)で1カ月読み放題
*1年間は1万1000円(同)
〈新着情報〉〈政策・審議会・統計〉〈業界の動き〉は無料
【アーカイブ】テーマ特集/対談・インタビュー
コラム一覧
【アーカイブ】現場ルポ/医療介護ビジネス新時代
アクセスランキング(11月18-24日)
- 1位
- 2位
- 3位 90%