家族介護者の8割が悩み抱え込む SMSが調査

2021年 4月 15日

 介護事業者向け経営支援サービス「カイポケ」を展開するエス・エム・エスが行った「介護の相談先に関する実態調査」で、介護に関わる人の約7割が「ケアマネ」「配偶者」「友人」などの相談先がある一方、約8割が介護の悩みを一人で抱えてしまうことがあることが分かった。

 同社は介護をしている家族向けコミュニティ「安心介護」を提供しており、その利用者の登録者のうち503人に、2月26日から3月16日の間にウエブサイトを通してアンケートを行った。

 その結果、相談先の上位は「ケアマネジャー(59.4%)」「配偶者(36.7%)」「友人(33.4%)」となり、約6割が専門家であるケアマネジャーに相談していることが明らかになった。

 悩みごとの内容は「被介護者の症状や状態」「自身の悩みやストレス」などが挙がったほか、新型コロナの影響により、自身や被介護者の感染予防対策、被介護者の介護度・症状の進行に関して悩んでいることも判明した。

 さらに、5割強(52.5%)がインターネットやSNSなどで悩みを相談したことがあると回答。利用している理由の上位は「介護に悩む人が集まっているから(68.2%)」「自分のタイミングが良い時にいつでも相談できるから(54.5%)」「匿名で相談できるから(52.7%)」となった。

 安心介護を利用して良かったエピソードについても、「同じ状況や悩みがある人が集まっているから、相談しやすいし、共感もしやすい」「さまざまな人の悩みや解決法を知ることができる」「匿名で介護についていろいろなことを相談できるので、とても安心できる」といった声が寄せられた。

 一方、介護の悩みを一人で抱えてしまう、あるいは抱えた経験があるかとの質問には約8割が「抱えてしまうことがある (81.1%)」と答え、このうち「常に抱えてしまう」と回答した人が35.6%いた。悩みの内容によっては周りに相談できず、孤独を感じている人も多いことが浮き彫りになった。

このカテゴリーの最新の記事

このカテゴリはメンバーだけが閲覧できます。このカテゴリを表示するには、年会費(年間購読料) もしくは 月会費(月間購読料)を購入してサインアップしてください。

介護DXサービス「OwlCare」が補助金対象に🆕

 EMC Healthcareが開発・販売する介護DXサービス「OwlCare」が、「介護テクノロジー(見守り・コミュニケーション)」に選定された。  すでにテクノエイド協会の福祉用具情報システム(TAIS)に正式登録され、TAISコードを取得しているが、今回の選定により「介護テクノロジー導入支援事業」の補助金活用基準の一つを満たすことになった。...

「口腔ケアウェットシート」発売 アスクル🆕

 アスクルは医療・介護現場における口腔ケアの課題を解決するオリジナルの新商品「口腔ケアウェットシート」(80枚入り)を、事業所向け通販サービス「ASKUL」「ソロエルアリーナ」、一般消費者向け通販サービス「LOHACO」で発売した。
 
 医療・介護用品分野で実績を持つオオサキメディカルと共同開発した。柔らかく、保湿力を保ちながら、汚れをしっかり絡め取るヘリンボーン織の不織布を採用。デリケートな口の中も傷つけにくく、効率的なケアをサポートする。
 
 シートサイズは150mm×200mm。指に巻いて使用しやすい大きさと適度な厚みを確保し、口腔内をやさしく拭き取れる。

高齢者見守り技術の有効性を英国の自治体が実証🆕

 エネルギーAI企業インフォメティス連結子会社のインフォメティス・ヨーロッパは、ロンドンの自治体で実施された高齢者向け見守り実証で、同社のAI電力データ解析技術が生活行動の変化検知に有効であるとの評価を受けたことを発表した。  電力データから生活行動を解析する同社のNILM技術が、プライバシーを損なうことなく高齢者の生活変化を把握できる点が評価された。  実証は英国の自治体であるレッドブリッジ・ロンドン自治区の3つの高齢者介護施設で12カ月間実施され、結果が公式ページで公表された。...

在宅介護者を支援する「ヨルニモ」アプリ版開始

 エーザイグループのテオリア・テクノロジーズは、在宅で家族の介護を行う人を支援する対話型AIパートナー「ヨルニモ」アプリ版の提供を開始した。アプリ版公開を記念し、期間限定ですべての機能を無料で体験できるキャンペーンを今年夏まで実施する。  同社は昨年10月に「ヨルニモ」LINE版をリリースした。その利用ログの分析から、介護者が日中の仕事を終えた夜9時以降の深夜帯に利用が集中する傾向があることが明らかとなった。...

「カイポケ訪問看護」の導入事業所が7000件突破

 エス・エム・エスは訪問看護経営支援サービス「カイポケ訪問看護」の累計導入事業所数が全国の訪問看護ステーションの3分の1以上にあたる7000件を突破したと発表した。  カイポケ訪問看護は電子カルテやレセプト機能に加え、会計、経営管理、勤怠管理、給与計算などICTを活用した多様な支援を行っている。  月額定額制のシンプルな料金体系により、サービスの利用者が増えても、システム利用に関する訪看ステーションのコスト負担が増えないのも特長で、これら機能の網羅性や料金のわかりやすさも導入件数増加の要因と同社では話している。...

1週間無料でお試し購読ができます  詳しくはここをクリック

新着記事は1カ月無料で公開

有料記事は990円(税込)で1カ月読み放題

*1年間は1万1000円(同)

〈新着情報〉〈政策・審議会・統計〉〈業界の動き〉は無料

【アーカイブ】テーマ特集/対談・インタビュー

コラム一覧

【アーカイブ】現場ルポ/医療介護ビジネス新時代

アクセスランキング(4月20-26日)

  • 1位
  • 2位
  • 3位 90% 90%
メディカ出版 医療と介護Next バックナンバーのご案内

公式SNS