日本在宅ケアアライアンスは、新型コロナウイルス感染症の疑いで自宅待機を指示された人が、家族などに感染を広げないための注意点をまとめたリーフレット=写真=を作成した。同アライアンスのホームページからダウンロードできる。
リーフレットでは、特に注意が必要なポイントとして、感染しても症状が出ないまま誰かに感染させる可能性があることと、PCR検査で陰性でも100%感染が否定できないことを挙げ、換気・手洗い・消毒が予防の3原則と強調する。
予防3原則の実施について、換気は換気扇やエアコンだけでは不十分で、窓を開けることを推奨する。風は室内のウイルスを除去するからだ。手洗いは拭き方がポイントで、自分専用のタオルや使い捨てのペーパータオルを使う。消毒に関しては、ドアノブやスイッチなど家族との共用部分をこまめに清掃・消毒する。
また、感染疑いのある人を家庭内で隔離する際には、専用の部屋を用意したり、カーテンやついたてで仕切ったりするなどの工夫のほか、食器やリネンなどを他の人と完全に分けることが必要だとして、トイレや風呂の使用など7項目の具体策を掲げた。体調管理についても体温や味覚・嗅覚の異常など4項目の注意点を示している。