KDDIとファストドクターは、KDDIが運営する「スマホdeドック」の付加サービスとして、自治体・企業・健康保険組合向けに「オンライン受診相談サービス」を提供することになり、導入する自治体の第1弾として、香川県高松市で10月1日からサービスを開始した。
スマホdeドックは血液検査セットとウエブサービスを組み合わせ、自宅にいながら一般的な健康診断と同等の検査が行えるサービス。検査結果で「C/D」判定を受けた人を対象に、KDDIからオンライン受診相談の案内メールを送信する。
受け取った人は、LINEアプリでファストドクターの提携医療機関の医師によるオンライン受診の相談日を予約し、問診に回答する。
治療が必要な人には医療機関への受診の必要性を説明し、対面診療やオンライン診療を案内する。その後、診療情報提供書の発行や受診確認などのフォローアップを実施する。
経過観察の人には保健師による生活指導を実施。医療機関への受診状況や保健指導内容などの結果レポートを自治体などに提供する。
高松市では40歳以上の人が対象となる特定健康診査で、若年層で特に受診率が低いことから、対象年齢に達する前から受診習慣を促し、健康意識の向上を図ることを目的に、35~39歳を対象にオンライン受診相談サービスの導入を決定した。