パラマウントベッドは介護施設で睡眠をはじめとする利用者の状態をリアルタイムに把握する見守り支援システム「眠りCONNECT」を10月2日から販売する。
また、眠りCONNECTの中心となる体動を検知するセンサー「眠りSCAN」もモデルチェンジして同日発売する。
眠りCONNECTは介護施設利用者の睡眠データを遠隔で表示するシステム。このシステムの中心になる眠りSCANは、マットレスの下に敷いて睡眠状態を把握する非装着・非侵襲の体動を検知するセンサーだ。心拍数や呼吸数を算出し、眠りCONNECTにより管理者・スタッフ間で共有する。
覚醒、起きあがり、離床など利用者の状態を色と形で識別。あらかじめ設定することで、利用者の状態が変化した時や、心拍数・呼吸数が設定した値を一定時間超え続けた場合に、端末に通知する。
利用者ごとに状態変化からの経過時間も表示でき、適切でタイムリーな見守り・ケアにつながる。
利用者の状態を確認する日誌データ表示機能は、睡眠や覚醒、離床に加え、在床時の呼吸数や心拍数も継続的に確認。日誌データを分析することで、ケアの改善や効果検証に利用できる。
さらに、睡眠時間、就床時刻などの「睡眠指標」を法人全体、施設ごと、ユニットごと、各利用者から選択して表示する。施設ごとやユニットごとに睡眠指標を分析することで、ケアの改善や施設における適正な人員配置に活用できる。
一方、モデルチェンジする眠りSCANは、従来品に比べUSB Type- C対応など、使い勝手が向上した。また、離床の検知を補助する「オプションセンサ―」(別売り)を取り付けることも可能だ。