さくらコミュニティサービス(札幌市)は、自社のAIケアプラン・介護記録ソフト「CareViewer」を、他社のウェラブル端末などのIoT機器や他社の介護系ソフトウェアとデータ連携するAPIを開発し実装した。
これにより、介護事業所の入居者記録を自動的に取り込んで一括してデータ化することや、他社の労務計算ソフト・介護報酬計算ソフトとの連携、他社のリハビリ訓練用・ケアプラン専用の管理アプリとの連携が可能になった。
介護系の業務効率化ソフトウェアが数多くリリースされているが、他社製品との連携を前提としていないケースが多く、データを入力する際は業務効率化ソフトウェアと他社製品のそれぞれに入力する必要があり、二度手間になるとの声が多くの介護現場から寄せられていた。
CareViewerのAPIにより、さまざまなIoT機器やソフトウェアとの連携が実現したことで、これまで介護現場職員の大きな負担であった介護記録作業とそれに付随する事務的作業のゼロ化に向けた取り組みが加速することになる。
今後はIoT機器で収集したデータをAIが分析し、データに基づいたAIケアプランの高度化・健康予測AIの実用化につなげ、今回取り組んだAPIを活用し、データの収集や健康延伸の取り組みに向けて改善していく。