介護サービス向けクラウドシステムを提供するペースノート(大阪市中央区)は、業界初のショートステイに特化したクラウド型予約管理システム「ペースノート」を3月22日から正式にリリースした。
2年以上にわたり介護施設の現場で改善を重ね、サービスの有効性を確認したことで、全国の法人向けに正式版の提供を開始した。
ペースノートでは、予約を入力するだけで運営状況の分析から新規顧客の獲得など集客の支援までシステムがフルサポートする。多岐にわたる相談員の仕事を手助けし、相談員のパートナーとしてショートステイ業務の効率化と施設稼働の最大化を実現する。
具体的には、急な予約の変更や宿泊中の部屋変更など、事業所のニーズに対応した直感的でわかりやすい予約画面を提供する。
また、稼働率や空床数に加え、利用状況やコンバージョン率、居宅支援事業所からの紹介傾向、問い合わせから契約までの期間など、さまざまなデータを自動で収集・分析し、専属の担当者が稼働率改善にむけたアドバイスや目標設定の支援を行う。
さらに、独自に構築した居宅支援事業所データベースや営業用FAX送信機能などにより、集客に必要な細かい業務をデジタル技術で極限まで省力化している。
2020年の創業以来2年以上にわたり、10施設で試験導入と効果検証を行った。その結果、稼働率の向上や利用者の増加など収入面での効果に加え、相談員の業務時間の削減や業務の標準化による人事異動の活発化など、副次的な効果も発現しているという。