短期入所向け予約システム提供 ペースノート

2022年 3月 22日

 介護サービス向けクラウドシステムを提供するペースノート(大阪市中央区)は、業界初のショートステイに特化したクラウド型予約管理システム「ペースノート」を3月22日から正式にリリースした。

 2年以上にわたり介護施設の現場で改善を重ね、サービスの有効性を確認したことで、全国の法人向けに正式版の提供を開始した。

 ペースノートでは、予約を入力するだけで運営状況の分析から新規顧客の獲得など集客の支援までシステムがフルサポートする。多岐にわたる相談員の仕事を手助けし、相談員のパートナーとしてショートステイ業務の効率化と施設稼働の最大化を実現する。

 具体的には、急な予約の変更や宿泊中の部屋変更など、事業所のニーズに対応した直感的でわかりやすい予約画面を提供する。

 また、稼働率や空床数に加え、利用状況やコンバージョン率、居宅支援事業所からの紹介傾向、問い合わせから契約までの期間など、さまざまなデータを自動で収集・分析し、専属の担当者が稼働率改善にむけたアドバイスや目標設定の支援を行う。

 さらに、独自に構築した居宅支援事業所データベースや営業用FAX送信機能などにより、集客に必要な細かい業務をデジタル技術で極限まで省力化している。

 2020年の創業以来2年以上にわたり、10施設で試験導入と効果検証を行った。その結果、稼働率の向上や利用者の増加など収入面での効果に加え、相談員の業務時間の削減や業務の標準化による人事異動の活発化など、副次的な効果も発現しているという。

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Chatwork活用による医師らの負担軽減を確認🆕

 kubell(東京都港区)は武蔵台病院(埼玉県日高市)と共同で「DXによる医師および医療従事者の負担軽減とその効果に関する調査」を行い、ビジネスチャット「Chatwork(チャットワーク)」などのICTツールを活用することで、医師・医療従事者の負担が軽減することを確認した。
 
 生産性向上により入院患者のケアや見守りの時間が増加したことで、医療の品質が向上したことも明らかになった。
 
 同病院では2020年4月から全職員300人がチャットワークを利用しており、22年11月に医療・看護体制の見直しに際し、チャットワークの利用方法をアップデートし、申し送りなど日々の業務連絡への本格活用を開始した。調査は同年10月から24年9月末まで実施した。
 
 まず、以前は医師や看護師、その他スタッフ間での情報共有や勤務交代時の申し送りなどを口頭や電話、紙で行っていたのに対し、院内の主な連絡手段をチャットワークに変更した。
 
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自治体向けに「オンライン受診相談サービス」🆕

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がん服薬アドヒアランスの評価で共同研究

 がん研究会有明病院(東京都江東区)とスズケンの子会社コラボプレイスは、同社が開発した服薬管理システム「CubixxDT(キュービックスDT)」を使い、服薬アドヒアランスの評価を行う共同研究を開始した。  服薬アドヒアランスとは、患者が医療従事者の指示や治療計画に基づき治療を受けること。特に薬物治療でアドヒアランスが低い場合、治療効果が十分に得られない可能性がある。  キュービックスDTは、治療薬を充填する専用服薬パックと、データをサーバーに自動送信する専用通信機器で構成されている。...

小児用歩行トレーニングロボ開発 AssistMotion

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 同社はリハビリ用歩行トレーニングロボットcuraraの事業を展開している。今回、同病院とともに、脳性まひなどの子どもが使用する小型軽量なcuraraを開発した。
 
 小児は成長により体格の変化が大きいため、Sサイズ(身長115cm~)とSSサイズ(身長90cm~)の2つのサイズを…

据置式手すり新製品を10月発売 マツ六

 据置式手すり「たよレール」シリーズを展開するマツ六(大阪市天王寺区)は、新製品「たよレールUPDATE(アップデート)」を10月に発売する。
 
 立ち上がり動作を考えた「高さ」と「低さ」とし、膝立ち位・端坐位からの立ち上がりに使いやすい高さ(最低55cm)から、立位の補助に使いやすい高さ(最高85cm)までをカバーした。
 
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