自転車関連品製造卸のサギサカ(愛知県豊田市)は、高齢者に特化した自転車「こげーる」をリニューアルした「こげーるneoⅡ」=写真=と「こげーるlivelyⅡ3輪車」を発売した。
スポーツ・健康用品などを販売するファイテンとのコラボレーションモデルである「こげーるneoⅡ×ファイテン」も11月初旬に発売する予定。
こげーるは「ペダルが重くてこげない」「足が上がらないから乗り降りが不安」などの高齢者の声を反映し、ペダルをこぐ重さを約44%軽減し、足に力が入りやすい腰当て付きサドルを開発。フレーム高を極限まで低くしてまたぎやすくしたほか、下肢筋肉の維持や改善のため、あえて電動アシスト化しなかった。
こげーるのこぎやすさについては、中京大学との共同研究で、フレーム設計とクランク長が身体負荷に及ぼす影響を運動生理学の手法を使って検証している。
こげーるneoⅡ・こげーるlivelyⅡ3輪車は、こげーるの特徴を生かしつつ、腰当て付きサドルの形状はそのままに、腰当てサポート部の前後位置調節を可能にした。これにより、体格や体型・好みに合わせ腰当て位置が調整できるようになった。
また、走行すれば昼間でも点灯する常時点灯フロントライトを改善し、ライト下の地面も照らすタイプに変更した。
さらに、こげーるneoⅡ×ファイテンでは、腰当て付きサドルの座面の中にアクアチタン生地を採用するとともに、グリップにアクアチタンシリカを使用している。
価格はこげーるneoⅡが20型3段変速で税込み9万3280円、こげーるlivelyⅡ3輪車は3段変速で税込み12万1000円、こげーるneoⅡ×ファイテンは20型3段変速で税込み12万1000円となっている。