今年度保健文化賞に秋山正子さんら5人と10団体

2020年 12月 28日

 今年度の「保健文化賞」に、東京都の秋山正子さんら5人と10団体が選ばれた。同賞は保健衛生分野の課題に取り組む個人・団体を顕彰するもので、1950年から第一生命保険の主催、厚生労働省・朝日新聞厚生文化事業団・NHK厚生文化事業団の後援により毎年実施している。

 72回目を迎えた今回は、秋山さんのほか、個人では▼増田靖子さん(北海道)▼田中志子さん(群馬県)▼大渕修一さん(埼玉県)▼池川志郎さんが受賞した。

 秋山さんは訪問看護・在宅ケア、暮らしの保健室、マギーズ東京など、27年間にわたり患者・家族を支えるとともに、地域密着の経験知を講演・執筆などで広く伝え、全国の実践向上に貢献していることが評価された。

 団体では▼社会福祉法人グリーンローズ(秋田県)▼公益社団法人ア・ドリーム・ア・デイINTOKYO▼特定非営利活動法人モンキーマジック(東京都)▼静岡県在宅保健師の会「つつじ会」▼社会福祉法人恩賜財団済生会支部大阪府済生会▼特定非営利活動法人認知症の人とみんなのサポートセンター(大阪府)▼特定非営利活動法人兵庫さい帯血バンク▼健康で安心して住める花栗振興会(島根県)▼特定非営利活動法人みよしサポート協会ぴあぞら(徳島県)▼高知県骨髄バンク推進協議会が選定された。

 このうちつつじ会は、豊富な経験と知見を生かして行っている家庭訪問が、市町と住民をつなぐ架け橋となっており、静岡県の健康寿命の延伸に貢献していることが受賞理由として挙げられている。  受賞者には厚労相から表彰状、第一生命からは感謝状と賞金が贈られる。贈呈式は来秋開催する予定だ。

このカテゴリーの最新の記事

このカテゴリはメンバーだけが閲覧できます。このカテゴリを表示するには、年会費(年間購読料) もしくは 月会費(月間購読料)を購入してサインアップしてください。

製品事故リスク低減評価の新制度を受賞 マツ六🆕

 マツ六(大阪市天王寺区)の「遮断機式手すり」が経済産業省主催の新制度「誤使用・不注意による製品事故リスクを低減した製品に対する表彰・表示制度(+あんしん)」を受賞した。これにより、「(プラス)あんしんマーク」を表示することができるようになった。
 
 同製品は開口部の前や通路の横断など、手すりが途切れてしまう場所でも、開閉式にすることで行きたい場所まで手すりをつなげることを目指している。
 
 今回は手すりの自重による落下を防ぐ緩衝ストップ機構(スイベルヒンジ)が、開閉時にうっかり手を離した場合にも、けがをするリスクを低減するという点が評価された。

鳥取で「Teladoc HEALTH」を活用した病病連携🆕

 PHCホールディングス傘下のウィーメックス(東京都渋谷区)のリアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」が、鳥取大学医学部付属病院(米子市)と安来市立病院が実施する病病連携で活用されることになった。試験運用が11月から始まり、来年4月からの本格運用を予定している。  同システムは今年4月にウィーメックスが安来市に「企業版ふるさと納税」を活用して寄付したもので、同システムを使った病病連携が実施されるのは鳥取県で初めて。...

転落予兆検知するAI型ナースコールの提供開始

 スマートゲートは見守りシステム(ウェアセーフ v1)に、姿勢検知・転落予兆検知の機能などを追加した「WearSafe(ウェアセーフ)3」の提供を2026年1月から開始する。  AI姿勢検知アプリをカメラに直接搭載するエッジAI型のナースコールシステムとすることで、ベッドからの転落を未然に防ぐリアルタイム通知を実現した。  ナースコールのボタン押し下げ、各種センサー、カメラ映像の姿勢検知などの通知を一元管理し、遠隔から大画面モニターまたはスマホでカメラ映像を遠隔で確認し優先順を考慮して対応できる。  従来のウェアセーフ v1...

病院向け「miramos」の提供開始 コニカミノルタ

 コニカミノルタQOLソリューションズは、AI搭載シフト自動作成サービス「miramos(ミラモス)」の病院向け製品の提供を開始する。  miramosは、スマートフォンで収集したスタッフの希望休日や組み合わせ、夜勤などの勤務形態、人員基準や加算の要件など、複雑・多岐にわたる条件をもとに、特許出願中の技術を使い、AIがシフトを作成するクラウドサービス。...

コミュニティ型資源回収で要介護リスクが低下

 千葉大学予防医学センターの阿部紀之特任研究員らの研究チームが互助共助コミュニティ型資源回収ステーション(コミュニティ拠点)の利用と、高齢者の要介護リスクとの関連を検証したところ、コミュニティ拠点利用者は非利用者に比べ、要支援・要介護リスクが約15%低いことが明らかになった。  さらに、外出機会・人との交流・地域活動への参加機会が増加し、コミュニティ拠点は単なる資源回収ステーションではなく、日常生活に根差した交流の場としての役割を果たしていることを示した。...

1週間無料でお試し購読ができます  詳しくはここをクリック

新着記事は1カ月無料で公開

有料記事は990円(税込)で1カ月読み放題

*1年間は1万1000円(同)

〈新着情報〉〈政策・審議会・統計〉〈業界の動き〉は無料

【アーカイブ】テーマ特集/対談・インタビュー

コラム一覧

【アーカイブ】現場ルポ/医療介護ビジネス新時代

アクセスランキング(12月15-21日)

  • 1位
  • 2位
  • 3位 90% 90%
メディカ出版 医療と介護Next バックナンバーのご案内

公式SNS