アニスピ 障害者向け運営管理システムに新機能

2020年 3月 30日

 アニスピホールディングスはこのほど、障害者グループホームに特化した運営管理・請求システム「しょ〜あっぷ」に新機能を追加した。

 しょ〜あっぷは実績記録や請求書作成など、日々のグループホームの運営業務をすばやく・簡単・正確に行えるインターネット上のクラウドシステムで、同社子会社のキュワンシステムが開発・販売している。今回、新たにシフトの自動作成、人員配置基準の自動判定、スタッフの日報入力を実働シフト記録に自動で反映させる機能を追加した。

 シフトの自動作成は、スタッフの勤務時間や出勤曜日などのパターンを登録することで、その月のシフトを自動で生成するもの。従来、管理者が手入力で行っていたシフト作成の手間を省き、業務を効率化する。

 人員配置基準の自動判定では、自動生成したシフト情報が配置基準を満たしていない場合、アプリ上で通知する。管理者は不足分を調整するだけでシフトが完成する。

 スタッフの日報入力の実働シフト記録への自動反映は、スタッフ日報を入力すると、自動で実働のシフト記録へ反映される機能である。

グループホームの管理者は、監査として毎月のシフト予定表と、スタッフの実働記録(日報)を照合する必要がある。今回追加された機能により、従来エクセルなどで管理していた実働記録も、しょ〜あっぷ上で自動生成した記録を元に確認できるようになった。

 アニスピホールディングスは保護犬・猫と暮らす障害者グループホーム「わおん」「にゃおん」を運営するほか、同事業への参加企業の募集も行っている。

 しょ〜あっぷの基本利用料は、グループホーム利用者1人に付き月額千円(税抜き)。わおん・にゃおん参加企業は、利用者15人まで利用者数×月額千円だが、16人以上の場合は一律15千円になる。わおん・にゃおん参加企業以外は、利用者20人まで利用者数×月額千円で、21人以上は一律2万円になる。ただし、1事業所の利用者数は最大30人まで。

このカテゴリーの最新の記事

このカテゴリはメンバーだけが閲覧できます。このカテゴリを表示するには、年会費(年間購読料) もしくは 月会費(月間購読料)を購入してサインアップしてください。

医療処置が必要な人の大分県内での旅行が容易に🆕

羅漢(福岡県糸島市)が運営する介護職・看護師が付き添い、旅行や外出をする民間救急らかんと、別府・大分バリアフリーツアーセンター(大分県別府市)が業務提携した。らかんと地域の異業種連携は、佐賀県嬉野バリアフリーツアーセンターに次いで2例目となる。 らかんは酸素・吸引・点滴などの医療処置が必要な人にも、介護職・看護師が付き添うことで、安心・安全に旅行ができる「むにたび」を提供している。...

タイミーが善光総研と「スマート介護士」を育成🆕

 スキマバイトサービス「タイミー」を運営するタイミー(東京都港区)は、介護事業所のDX支援を行う善光総合研究所(同)と連携し、介護業界におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進・生産性向上に向けて、「スマート介護士」の育成を開始する。  スマート介護士はDX機器や運用に関する専門知識を身につけ、介護現場のDX化をサポートし、介護業務の質と生産性向上を図る介護職員。2019年に創設した民間介護資格で、善光総研は、スマート介護士の資格試験を定期的に開催している。...

バイタルバンドで体温などのデータを容易に取得

 IoTBank(東京都新宿区)は介護施設で利用者がバイタルバンドを着用することで心拍数・体温・SpO2・血圧を24時間365日計測できるサービス「LitCare(リットケア)」の提供を7月22日から開始する。  介護スタッフは手動での計測作業から解放され、より多くの時間を利用者のケアに充てられるようになり、スタッフの負担軽減と介護の質の向上に寄与する。  6月から10施設以上の介護施設で無償による試験導入を行い、リットケアの効果を実感してもらっている。...

在宅医療DXの研究プロジェクトを立ち上げ 東大

 東京大学大学院医学系研究科在宅医療学講座(山中崇特任教授)では、「在宅医療DXイノベーションプロジェクト」として、各種医療サービス・生活サービスについての研究プロジェクトを立ち上げた。  国の政策により、診療報酬・介護報酬に後押しされたサービスが増加しているが、サービス同士が有機的に活用されているとは言えない。そこで、有機的なネットワークとして、これらのサービスの提供に関する研究を実施するプロジェクトを実施することにした。...

高齢者施設で認知機能の変化を把握する実証実験

 エーザイとSaaS型高齢者施設見守りシステムを提供するエコナビスタは、両社が保有するノウハウ・技術・ネットワークなどを活用し、高齢者施設の入居者に対して認知機能の変化に対する気づきを促す実証実験を行う。  エーザイによる脳の健康度のデジタルチェックツール「のうKNOW」、エコナビスタの睡眠や生活習慣データから健康状態の推移を可視化する「ライフリズムナビ」、同社が開発し特許を保有する「認知症予測モデル」などを使用する。...

1週間無料でお試し購読ができます  詳しくはここをクリック

新着記事は1カ月無料で公開

有料記事は990円(税込)で1カ月読み放題

*1年間は1万1000円(同)

〈新着情報〉〈政策・審議会・統計〉〈業界の動き〉は無料

【アーカイブ】テーマ特集/対談・インタビュー

コラム一覧

【アーカイブ】現場ルポ/医療介護ビジネス新時代

アクセスランキング(8月26-9月1日)

  • 1位
  • 2位
  • 3位 90% 90%
メディカ出版 医療と介護Next バックナンバーのご案内

公式SNS