社会福祉法人善光会はスマート介護プラットフォーム「SCOP」に関する事業を、新たに設立した株式会社善光総合研究所に譲渡した。
研究所の事業とSCOP事業、関連する事業を拡大する上で、資金調達面を含めた開発の加速化や中期的な事業戦略を見据えた経営資源投入の意思決定の柔軟性など、制度上、社会福祉法人では難しかった事業展開を行うことが目的。
今後、善光会が培ってきた現場の先進的なオペレーションのノウハウと、善光総合研究所が持つことになるシステム開発力・コンサルテーション力を補完し合い、それぞれの現場・サービスの価値を高めていく。
具体的には、SCOP開発の現場視点での企画、介護メーカー支援を行う Care Tech ZENKOUKAI Lab の共同運営、各種実証の共同実施、介護事業所に対する支援メニューの開発などを行う。
SCOPは介護業界で初めて他社連携を可能としたクラウド型介護ロボット連携プラットフォーム。介護施設職員の業務負担軽減とサービス品質向上を目的とした、介護業務を支援するさまざまなアプリケーションで構成されている。
現在は複数のロボット介護機器のインターフェースを統合する「SCOP Now」と、職員の記録・申送り業務負担を削減する介護記録アプリ「SCOP Home」のサービスを提供している。