NTT東日本宮城事業部は、東北福祉大学、仙台市、仙台eスポーツ協会と産官学連携スキームを構築して協定を締結し、eスポーツを活用した高齢者のフレイル予防と日常生活でのデジタルデバイド解消を目指して共同実証実験に取り組む。
高齢者の通いの場などで、対象者を固定した定期的なeスポーツ体験会を実施。タブレットなどのデジタル機器使用体験により、地域の高齢者のデジタルデバイド解消を図る。
これらeスポーツ体験、タブレット体験端末の使用体験などで取得した各種データを分析し、フレイル予防並とデジタルデバイド解消の効果を定量的かつ定性的に検証する。
NTTは実証会場のネットワーク環境整備と体験会運営のほか、eスポーツ実証、デジタルデバイド解消実証で得られたデータの集計と一次分析、データを活用したビジネスモデルの考案を行う。
東北福祉大はeスポーツを活用したフレイル予防効果実証で、効果・効能を検証するために必要なデータ項目と取得方法について助言する。フレイル予防に関するデータの分析も行う。
仙台市は共同実証実験のフィールド選定から提供、デジタルデバイド解消施策の項目選定から実施、デジタルデバイド解消に関して取得したデータを分析する。
仙台eスポーツ協会はフレイル予防の効果が期待できるeスポーツタイトルの選定からタイトルの使用許諾の取得、eスポーツ体験に関するアドバイスなどを行う。
協定の期間は4月15日から12月31日まで。