ミサワホームは、医療法人社団白羽会が運営する訪問看護事業所とサービス付き高齢者向け住宅が一体となった医療福祉施設「つばさの杜」を、UR都市機構の芝山団地内に建設した=写真(手前の建物)。
同団地は千葉県船橋市にある1641戸の賃貸住宅で、つばさの杜の建設地は商店街に面している。木造2階建てでサ高住25戸、訪問看護事業所、地域交流ラウンジで構成。多世代交流を促し、介護予防から医療対応まであらゆる相談に対応する地域医療福祉拠点となる。
サ高住では24時間365日、入居者の希望に応じて看護・介護サービスを提供する。末期に対応した病床の代替として機能することで、地域の人が住み慣れた場所で安心して住み続けられるようサポートする。
また、訪問看護ステーションとして、地域の在宅療養や医療対応が必要な人に看護面から支援するほか、地域の交流拠点としても機能し、にぎわいの創出に貢献する。
URは団地を含む地域一体で多様な世代が暮らし続けられる、住まい・まちとしての「ミクストコミュニティ」の実現を目指し、UR賃貸住宅の地域医療福祉拠点化の取り組みを進めている。芝山団地についても、今回の物件の建設中に、地域医療福祉拠点の形成に向けた取り組みがスタートした。
ミサワホームはURによる公募に対し、医療法人のニーズに応えながら、地域交流ラウンジなど、団地居住者に開かれた施設をプランニングしたほか、応募資料の作成支援や収支計画、人員配置計画などの運営企画・開設支援まで、医療法人をトータルにサポートして建設した。