ベイシアは、介護領域に特化した動画・SNSメディアを運営するカイゴメディアと、介護士の声を商品開発に生かした介護用肌着「ストレッチプラス」を共同開発し、10月20日に衣料品を取り扱う87店舗で発売した=写真。通販サイトでも販売する。
ベイシアが取り扱っている綿100%肌着と比べ、縦1.7倍、横1.3倍、斜め1.4倍の伸縮性を実現。一般的な高齢者用肌着に多い前開きタイプではなく、伸縮性に特化したほか、拘縮や着脱時の動作の苦労を和らげる工夫や、見た目の満足度も満たす工夫を凝らした。
一般的な肌着と異なる縫製方法により、縫い代の凹凸面を軽減し、肌の弱さに配慮した。名前ラベルは表示ラベルの裏側を利用し、目立たず着心地の邪魔にならないようにしている。
男性用は半袖Vネックと長袖Vネック、アウトゴムタイツ(10分丈)で、カラーバリエーションは白・黒・ネイビー(アウトゴムタイツは黒・ネイビー)
女性用はタンクトップと半袖Uネック、8分袖Uネックで、カラーバリエーションは全アイテム白・黒・ピンク・パープル。
肌着が着づらい、着させづらい。カラーバリエーションがないなど、介護士1000人からヒアリングを行って開発した。試作品を介護士に試してもらい、これまでの肌着に感じていた悩みの改善を目指してテストを繰り返した。
伸縮性が高くて動きやすく、肌への負担の少ない縫い代の処理を施すなど着心地も良いため、普段使いにも適している。さらに、高齢者に限らず、トレッキングやウォーキングなどで体を動かしたり、化粧をしたままでも着脱したりしやすいなど、介護用以外のさまざまなシーンや用途で使うことができる。