フレイル早期発見システム「ASTERⅡ」を販売するコロンブス(鳥取県米子市)は、同市の温浴施設「白鳳の里・淀江ゆめ温泉」をフレイル予防の新たな拠点とし、市内在住の65歳以上の高齢者を対象とするフレイル予防教室を開始した。
温泉に入るついでに、気軽に予防対策ができる施設として温浴施設を活用することにした。日常的に自分のフレイル状態をチェックすることで、フレイル予防対策を住民にとって身近なものにすることを目指す。
ASTERⅡでフレイル状態と判定された人の中から希望者を募り、「フレッシュアップスクール」を開催する。運動や栄養、認知機能の維持・改善を目指し、フレイル状態の人への迅速なケアを行う。スクールの参加者のフレイル度の改善率などを数値化し、個人の成果に加え、スクールの成果も見える化する。
フレイル予防教室に参加したり、フレイル度チェックをしたりすると1ポイント発行し、フレッシュアップカードに5ポイント貯めるごとにサービス券がもらえるなど特典も用意した。
同社が開発したASTERⅡは、高齢者がタブレットに表示される25問の質問に答えるだけでフレイル度を自動判定するとともにグラフ化し、蓄積する。個人の評価に加え、事業の評価にも活用できる。