新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、地域包括ケア・多職種連携のためのコミュニケーションツール「メディカルケアステーション(MCS)」の新規採用が急増しているという。MCSにどんな変化が起きているのか。MCSを提供するエンブレース株式会社の南尚人執行役員CSOに聞いた。
■シンプルなシステム
よく知られているように、MCSは①患者の名前の付いたグループスレッド「患者タイムライン」、②医療職などが特定のテーマで議論するグループスレッド(コミュニティ)、③ダイレクトメール、の3つで構成されている。中心的な機能である患者タイムラインは、特定の患者・利用者の情報を、関わっている医師や看護師……