ティアックは新機能を搭載したメディカルビデオレコーダー最新機種「UR-X」を、10月から販売する。価格はオープン。
UR-Xは優れた動画記録機能やパネルの操作性など、手術の現場に必要な機能を凝縮した。手術中のスムーズな手技をありのまま捉える1080p/60fpsでの高解像度と鮮明な動画記録を実現。多忙な医療現場のスタッフの負担を少しでも軽減するため、迷いなく動画を記録できるシンプルでスマートなユーザーインターフェースを開発した。
フロントパネルには記録中の映像のほか、入力されている映像信号情報や記録メディアの残量が表示されるため、常に記録状況を確認することができる。記録メディアに不具合があった場合でも、本体に内蔵されたHDDにも映像が記録されているので、記録の録り漏れを防げる。
USB3.0ポートを2つ搭載することで、複数の記録メディアへの同時記録に加え、ネットワークを介した記録動画のPCへの同時転送も可能にした。記録された動画ファイルは、患者ごとにフォルダ分けされ保存される。
さらに、多くの動画ファイルを患者情報とともに効率良く管理し運用するため、PC1台から導入可能な手術映像管理システム「SURGE ONE v2」へ、ネットワークを介して拡張することを可能にした。これにより、動画ファイルで容量がなくなったHDDなどの記録メディアを倉庫で管理するといった作業をなくし、すべての手術動画をシステム上で管理するスマートな手術映像の運用を行うことができる。