FRONTEO(フロンテオ、東京都港区)はこのほど、藤田医科大学と人工知能を使った転倒転落予測システム「Coroban(コロバン)」に関する共同研究契約を締結した。
コロバンはフロンテオの人工知能「Concept Encoder(コンセプト・エンコーダー)」を使い、エーザイと開発した。コンセプト・エンコーダーが電子カルテを読み込み、患者の状態や看護記録から転倒リスクを評価する。
医療スタッフの負担を増やすことなく、従来の転倒リスク評価シートと同等の精度での予測が可能だ。
フロンテオは昨年から藤田医科大学病院と、コロバンの性能に関する予備的な調査を開行ってきた。今回の共同研究では、同大医学部リハビリテーション医学I講座と、実用化に向けさらなる精度向上や機能拡張に取り組む。