
自動車部品メーカーのジヤトコ(静岡県富士市)は移乗機構付き車いす「Lifmy(リフミィ)」を開発した。トイレでの着脱衣や便器への移乗といった、より繊細な介助が求められる場面で、介護の負担を抑えながら、利用者の自立を支える。
ベッドでの立ち上がりから車いすへの乗り移り、座るまでの動作を科学的に分析し、安全性に配慮した独自設計の機構を搭載した。これにより、利用者が自立した動作が行えるようサポートし、介護する人の身体的負担を軽減する。
安定感に優れた座面機構によって、座ったまま安全・快適に移動できるとともに、転倒リスクの軽減に配慮した設計とした。
介護現場の身体的・精神的負担軽減と、利用者の身体機能を可能な限り維持するという視点から開発した。
従量は約27kg、充電式リチウムイオン電池を搭載している。使用対象となるのは、身長140~170cmで、体重は75kgの人。来年初旬の発売を予定している。