据置式手すり「たよレール」シリーズを展開するマツ六(大阪市天王寺区)は、新製品「たよレールUPDATE(アップデート)」を10月に発売する。
立ち上がり動作を考えた「高さ」と「低さ」とし、膝立ち位・端坐位からの立ち上がりに使いやすい高さ(最低55cm)から、立位の補助に使いやすい高さ(最高85cm)までをカバーした。
握っても押上げてもいいように、手すり上段の断面は丸みをおびた逆三角形とした。手すり棒をぎゅっと握ることも、手の平や肘で支えてプッシュアップすることもできる。
手すり上段の長さ(幅)は従来品より広めの40cm(ロング型は75cm)とし、両手で同時につかむことができ、姿勢保持に役立つようにした。
蓄光はポイントではなくラインとすることで、暗くなっても握れる場所を正確に把握でき、消灯後に誤って体を手すりにぶつけてしまう事故を防止することにもつながるようにした。手すり部には抗菌加工を施している。
新製品の開発にあたっては、立ち上がり動作の補助を重視し、手すり形状やサイズ、細部の仕様までを従来品から見直した。利用者の日常生活動作(ADL)を向上させるたよレールシリーズの新しい定番を目指す。
たよレールUPDATE(アップデート)の本体ラインナップは全部で9アイテム