厚生労働省の「2023(令和5)年国民生活基礎調査」によると、昨年6月1日時点の全国の世帯総数は5445万 2000世帯で、このうち1人暮らしの世帯が1849万5000世帯で全世帯の34.0%を占め、調査を開始した1986年以来、過去最多となったことが分かった。
18歳未満の子どもがいる世帯は983万5千世帯で、全世帯の 18.1%。世帯数・割合とも過去最少だった。
高齢者世帯は 1656 万世帯(全世帯の 30.4%)。1人暮らし世帯数が855万3000世帯で高齢者世帯の51.6%を占め、夫婦のみの世帯は730万3000世帯(同 44.1%)だった。
高齢者の1人暮らし世帯の内訳は、女性が64.4%、男性は35.6%。性別に年齢構成をみると、男は70~74歳が 27.7%、女は85 歳以上が24.9%で最も多くなっている。
1世帯当たり平均所得金額は524万2000円と前年に比べ21万5000円減少。生活が「苦しい」と答えた世帯は 59.6%で、前年に比べて8.3ポイント上昇した。