ウェルヴィル(東京都文京区)は、AIとの対話を活用して次世代のライフスタイル創造を目指すコンソーシアムを立ち上げ、その第1弾として高齢者を中心とした生活を支える「高齢者向けサービス創出プロジェクト」を開始した。
高齢者の生活シーンを想定し、高齢者目線に立った生活密着型サービスの創出を目指す。その手段として、ウェルヴィルのAI対話技術「LIFE TALK ENGINE」を駆使する。
高齢者が自宅にいながらアバターと対話することで見守りや健康管理・維持を行い、日常の困りごとの解決もサポートする。家族や医療機関、介助者など社会につながる仕組みも実現する。
LIFE TALK ENGINEは文法的でない曖昧な日本語の表現も前後の文脈から意味を解釈し、自然に応答することができるAI対話エンジン。
相手と対話を続けることで、相手の情報や趣味・思考に対する傾向などを蓄積し、よりパーソナライズされた受け答えに成長する。
このプロジェクトには主旨に賛同したサイバリスタ、ソニーマーケティング、大日本印刷、チャーム・ケア・コーポレーション、東京大学、ヘルスセンシングが参画している。
今月からチャーム・ケア・コーポレーションの介護施設内で実証実験を行い、2023年夏にサービス提供を目指す。