ルネサンスは通所介護施設向けに、自社で開発した加算取得支援サービス「R-Smart」の提供を10月1日から開始する。
通所介護施設の個別機能訓練加算と口腔機能向上加算の算定に必要な帳票作成やLIFEとの連携を実現するシステムに加え、利用者への評価・運動プログラムの導入を支援する。
各種帳票を一元管理することで二重入力や入力ミスを軽減し、選択方式中心の入力方法で帳票作成時間を削減。書類作成の流れや進捗を可視化することで、業務分担や容易なタスク管理を推進する。
また、リハビリ特化型デイサービス「元氣ジム」の施設運営で培った、楽しく効果的な運動プログラムを提供する。
従来の口腔衛生を中心としたプログラムに加え、口腔嚥下機能に特化し食事を飲み込む際に活動する筋を活性化することで、オーラルフレイルや誤嚥性肺炎を予防する。
さらに、加算算定における現場の介護職員から利用者への説明やケアマネジャーとの連携をサポート。帳票作成システムと運動プログラムの連動をサポートすることで、円滑な加算取得を支援する。
2021年の介護保険制度改正からLIFEの運用が開始された。これにより通所介護事業者はLIFEの導入に併せて「科学的介護推進体制加算」をはじめとした各種加算を取得できるようになった。
このため、LIFEを導入する通所介護施設は急速に増加しているが、各施設のIT推進の難易度が高く、手作業によるデータの入力作業が現場での介護職員の業務を圧迫するなど、運用の負荷が課題となっている。
そこでルネサンスはこのような現場での業務負担を軽減し、LIFE運用に伴う加算算定を効率的に行なうためR-Smartを開発した。
同社が展開する元氣ジムなどでR-Smartを活用したことにより、スムーズな加算取得と業務の効率化を実現できたことから、通所介護事業者にサービスを提供することにした。