ヘルスケアベンチャーのMoff(東京都港区)は、豊田地域医療センター(愛知県豊田市)、ひまわりネットワーク(同)、楽天モバイルと、同市の介護予防事業「ずっと元気プロジェクト」に関する新規事業創出で協定を締結し、第1弾として医療機関の健診と連動した「スマホで健康応援プロジェクト(スマ健)」を開始した。
ずっと元気プロジェクトは、豊田市とドリームインキュベータ(東京都千代田区)が2021年5月から取り組んでいるソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)活用する仕組み。
スマ健では健康診断の際、豊田地域医療センターの医療スタッフから、健康づくりに資するアプリやオンラインサービスを案内する。
具体的には、スマホを使って記録する歩数に応じて「楽天ポイント」が貯まる健康生活応援アプリ「楽天シニア」や、スマホを使って自宅から有酸素運動、筋トレ、ヨガなどの本格的な運動のライブに参加でき、定期的に運動効果がセンサーで測定できる「モフライフ」を案内する。
そうしたサービス内容の説明や参加に必要なスマホの操作は、地域のケーブルテレビ局であるひまわりネットワークのショップで対面により案内する。
地域医療機関とケーブルテレビ事業者、通信事業者、ヘルスケアベンチャーの4社が協働することで、多くの豊田市民にとって安心して楽しく利用できる健康DXサービスを提供する。