総務省が11月30日に発表した2020年国勢調査の結果によると、同年10月1日現在の日本の人口は1億2614万6000人で、前回調査の15年に比べ94万9000人(0.7%)減少した。年平均では0.15%の減少となる。
65歳以上の人口は3602万7000人で、総人口に占める割合は前回調査から2.0ポイント上昇して28.6%となり、世界で最も高い水準となっている。2番目に高いのはイタリア(23.3%)で、次いでドイツ(21.7%)。
一方、15歳未満の人口は1503万2000人(総人口の11.9%)。韓国(12.55)、イタリア(13.0%)を下回り、諸外国に比べ最も低かった。
総人口を男女別に見ると、男性が6135万人、女性は6479万7000人で、女性が男性より344万7000人多くなっている。
都道府県別の人口が最も多いのは東京都で1404万8000人。人口上位8都道府県を合わせると 6398 万4千人で、全国の5割以上(50.7%)を占めた。
特に東京圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の人口は 3691 万4000人で,全国の約3割(29.3%)を占め、東京圏に人口が集中していることを示している。
都道府県別の人口増加率が最も高いのは東京都(3.9%)で、沖縄県(2.4%)や神奈川県(1.2%)など8都県で人口が増加した一方,39 道府県で人口が減少した。また,33道府県で減少幅が拡大している。
1世帯当たりの人数は2.21人で15年に続き減少。都道府県別では山形県が2.61人で最も多く、東京都が1.92人で最も少なかった。
市町村別では、人口が減少したのは1419 市町村で、全体の 82.5%を占めた。特に5%以上人口が減少した市町村は 51.3%と、半数を超えている。
外国人は274万7000人で総人口の2.2%を占め、15年に比べると83万5000人(43.6%)増えた。年平均では7.51%の増加となっている。